出版社内容情報
ブルートレインを筆頭に、経済発展を支える存在として日本中を走り回っていたが、現在は絶滅寸前の夜行列車。どのように発達し、なぜ衰退していったのか。その歴史をたどる。
内容説明
ブルートレインを筆頭に、かつて津々浦々を走り回った夜行列車。経済発展を支える足として夜行列車は増加しつづけ、特急を補完した夜行急行、快速・普通列車も数多く走っていた。しかし70年代以降徐々に減少、「北斗星」など豪華列車も登場したものの現在、定期列車は「サンライズ」のみという絶滅寸前状態だ。今後、夜行列車に再生の可能性はあるのだろうか。夢と希望を乗せて日本中を走った夜行列車130年の全歴史。
目次
第1章 勃興期―夜行列車はいつ生まれたか(鉄道を使った夜間移動の始まり;最初の夜行列車 ほか)
第2章 成長~一時衰退期―戦前の黄金時代、大戦での退潮(日本初の「特別急行列車」誕生;「特別急行第1列車」の旅路 ほか)
第3章 再発展期―ブルートレイン誕生(石炭不足とインフレに泣いた戦後復興;翻弄されながらも新機軸を残した連合軍輸送 ほか)
第4章 最盛期―70年代のブルートレイン・ブーム(世界初の寝台電車誕生;“よん・さん・とお”ダイヤ改正 ほか)
第5章 衰退期―国鉄民営化、豪華列車誕生、そして終焉へ(国鉄の分割民営化でJRへ;「カートレイン」「MOTOトレイン」の運行 ほか)
著者等紹介
松本典久[マツモトノリヒサ]
鉄道ジャーナリスト。1955年、東京生まれ。東海大学海洋学部卒。幼少期から鉄道好きで、出版社勤務後、フリーランスライターとして鉄道をテーマに著作活動をしている。乗り鉄だけでなく鉄道模型や廃線などにも造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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