出版社内容情報
人口減少、低金利、デジタル化により地方銀行が消滅の危機に追い込まれている。危機の理由はそれだけではない。なぜ、地銀は苦境に陥っているのか、金融アナリストがさまざまな角度から解説する。
内容説明
人口減少、低金利、デジタル化という三重苦により、地方銀行は“消滅”の危機に瀕している。しかし、業績不振は本当にこれら外部要因が理由なのか。顧客のメリットを第一に考えない店舗運営、収益目線の欠如が、顧客離れと、赤字事業の垂れ流しを招いていないか。事業のスリム化と、本業の貸出業務への集中が求められている今、「顧客目線」「収益目線」を取り戻すことこそ、地銀が生き残る道であると提言する。
目次
第1章 スマホ化が地銀を隅に追いやる
第2章 メガ地銀の誕生
第3章 第二地銀の末路
第4章 店舗と人材は不要になる
第5章 法人向けも個人向けも苦戦
第6章 「新規事業」の拡大は収益にならない
第7章 魅力ある地方と地銀のすれ違い
終章 東北がフロントランナーとなる
著者等紹介
高橋克英[タカハシカツヒデ]
株式会社マリブジャパン代表取締役。1969年岐阜県生まれ。93年慶應義塾大学経済学部卒業。2000年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。日本金融学会会員。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンクなどで、おもに銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍し、その後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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