平凡社新書<br> アルバイトの誕生―学生と労働の社会史

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平凡社新書
アルバイトの誕生―学生と労働の社会史

  • 岩田 弘三【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859881
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0237

出版社内容情報

戦後すぐ誕生した和製ドイツ語「アルバイト(学生の労働)」。「パンのため」と言われた敗戦後から、その歴史は社会や経済の動きを反映してきた。新型コロナ下の動向までを網羅。

内容説明

終戦後すぐ、「学生の労働」を意味することばとなった「アルバイト」。もともとは学費を稼ぐ苦学生のためのものだったが、日本経済の発展と連動して「小遣い稼ぎ」のためのものとなり、やがて多くの学生が従事する「日常化・大衆化」の時代を迎える。今世紀に入るとブラックバイトなどの問題も顕在化、さらに新型コロナ禍は学生たちの生活をも直撃した―。戦後日本の社会・経済の変化を反映してきた学生アルバイトの歴史をいきいきと描き出す。

目次

第1章 なぜ学生アルバイトの歴史を論じるのか
第2章 「アルバイト時代」の登場
第3章 終戦直後のアルバイト事情
第4章 小遣い稼ぎのためのアルバイトへ
第5章 アルバイトの大衆化・日常化と職種の転換
第6章 バブル経済崩壊後におけるアルバイト
第7章 学生アルバイトの現代的課題

著者等紹介

岩田弘三[イワタコウゾウ]
教育社会学者。1957年富山県生まれ。名古屋大学教育学部卒。同大学院教育学研究科後期課程教育学専攻単位取得満期退学。文部省大学入試センター研究開発部助手などを経て、武蔵野大学人間科学部教授。博士(教育学、東北大学)。専攻は高等教育論・教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shikada

20
日本におけるアルバイトの誕生と推移をまとめた1冊。戦後、困窮した学生たちは学費・生活費のためにバイトをしたが、日本が経済成長するにつれ、小遣い稼ぎのためにバイトする学生が増えていく。そして不況下で仕送りが減った現代の学生たちは、再び学費や生活費のためにバイトするようになっている。人件費削減のためにアルバイトの割合を増やしながらも、仕事の負担や責任は正社員並みのそれを求める現代のバイトはブラックに傾きつつある。2021/11/15

bapaksejahtera

12
アルバイトの当事者である学生と受け入れ側社会双方の変化史を分析。激変振りからは、統計の連続性維持が如何に困難であるかが解る。その中で戦前の「苦学生の内職」が戦後に「アルバイト」と変化し、高度成長、世界不況、コロナの今日迄を説く。卒業後半世紀を超えた老人に縁遠くなった学生アルバイト事情に、改めて得心する事が多い。特に学生雇用を前提とした中で、業務のマニュアル化や後輩の指導、接客上の感情管理を求めるに至った現状には驚く。大学の過剰な大衆化の中で、大学側の多くもこうした学生バイトを前提とするようになったようだ。2024/01/19

スプリント

10
アルバイトがいつ誕生し、時代とともに受け止められ方がどう変わっていったのか。 生活費のため、家計のため、娯楽のため多様なアルバイトの歴史。2022/05/29

MASA123

7
学生アルバイトの歴史がわかる本でした。現在の大学生のアルバイト就業率が80%もあるのには驚いた。アルバイト職種の推移統計なども興味ぶかい。今は、外食とかファーストフードとか、たいへんそうなアルバイトが多くて、自分らの学生時代(昭和50年代)のほうが恵まれていたかも。 アルバイト経験がある人は、なるほど、そういう時代だったのかと回想できます。バブル期の女子大生は、今では考えれない、わりのいいアルバイトがあったのだ。 2022/02/17

manabukimoto

4
日本において大学生がいかに企業労働に組み込まれてきたかの歴史。 戦後まもなく使われ始めた言葉「アルバイト」。内職や苦学生という言葉の暗さより、知的な響きの独語が好まれたという。 現在8割近くがアルバイトに従事。経済的必要性だけでなく、職業選択に向けた試行錯誤・予行演習として、アルバイトが当たり前の大学生活という現状。 雇用者総数の3.4%をアルバイト学生が支える日本。従順さと無知に漬け込みブラックバイトも横行する。 何より大学生、本読まなさすぎ。忙しさに価値が置かれるという社会の風潮が良くないのでは。2021/10/28

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