出版社内容情報
戦後すぐ誕生した和製ドイツ語「アルバイト(学生の労働)」。「パンのため」と言われた敗戦後から、その歴史は社会や経済の動きを反映してきた。新型コロナ下の動向までを網羅。
内容説明
終戦後すぐ、「学生の労働」を意味することばとなった「アルバイト」。もともとは学費を稼ぐ苦学生のためのものだったが、日本経済の発展と連動して「小遣い稼ぎ」のためのものとなり、やがて多くの学生が従事する「日常化・大衆化」の時代を迎える。今世紀に入るとブラックバイトなどの問題も顕在化、さらに新型コロナ禍は学生たちの生活をも直撃した―。戦後日本の社会・経済の変化を反映してきた学生アルバイトの歴史をいきいきと描き出す。
目次
第1章 なぜ学生アルバイトの歴史を論じるのか
第2章 「アルバイト時代」の登場
第3章 終戦直後のアルバイト事情
第4章 小遣い稼ぎのためのアルバイトへ
第5章 アルバイトの大衆化・日常化と職種の転換
第6章 バブル経済崩壊後におけるアルバイト
第7章 学生アルバイトの現代的課題
著者等紹介
岩田弘三[イワタコウゾウ]
教育社会学者。1957年富山県生まれ。名古屋大学教育学部卒。同大学院教育学研究科後期課程教育学専攻単位取得満期退学。文部省大学入試センター研究開発部助手などを経て、武蔵野大学人間科学部教授。博士(教育学、東北大学)。専攻は高等教育論・教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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