平凡社新書<br> 戦後教科書運動史

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平凡社新書
戦後教科書運動史

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  • サイズ 新書判/ページ数 448p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859638
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0237

出版社内容情報

教科書問題をライフワークとする著者が戦後の教科書運動の足跡をたどる。国による検定や教科書への「偏向」攻撃とそれへの反撃、教育基本法改悪など諸問題を扱う。

内容説明

天皇に殉ずる「臣民」を育てた教育勅語と国定教科書。その反省から生まれた戦後の教育制度と教科書は、時の権力によって度重なる攻撃にさらされてきた。検定制度を世に問うた「家永教科書裁判」から教育基本法、道徳教科化、学習指導要領、採択問題まで、教育と教科書に真実を求めた丘動の軌跡をたどる。教科書問題が映し出す、日本の教育のあるべき姿。

目次

戦前・戦中の教科書とその役割
戦後改革の中の教科書
第一次教科書「偏向」攻撃
「冬の時代」の教育と教科書
「冬の時代」を終わらせる家永教科書裁判の開始
杉本判決後、七〇年代の教科書の改善
八〇年代初めの第二次教科書「偏向」攻撃
八九年の学習指導要領・検定制度改悪と九〇年代検定
「検定に違法あり」最高裁の最後の判決が認定
九〇年代の教科書の改善と第三次教科書「偏向」攻撃
教育基本法改悪の動きと反対運動の広がり
「教育再生」政策から生まれた新検定基準
道徳の教科化と子ども不在の新学習指導要領
日本の教科書制度は何が問題か
私たちの求める子どものための教科書制度

著者等紹介

俵義文[タワラヨシフミ]
1941年福岡県生まれ。中央大学法学部卒業。教科書出版社在職時および退職後、出版労連教科書対策部長・同事務局長、教科書検定訴訟を支援する全国連絡会常任委員、子どもと教科書全国ネット21事務局長・同代表委員、日朝協会事務局長、和光大学・立正大学非常勤講師などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

44
家永訴訟って何?の方がどんどん増えていくわけだからとても大事な記録だと思う。せめぎ合いの歴史。ただ、大事なのは教科書に何が書いてあるのかだけではなくて、どのような学びが行われているかだと思う。その点で学び舎の教科書画期的。検定大変になっているけど頑張って欲しい。(画期的過ぎで一部超進学校でないと大変だなとも思うが…)2021/07/16

katoyann

17
日本国憲法制定後の教科書をめぐる政策の諸問題について、教育の権利の論点から批判的に考察した労作である。教科書検定の違憲・違法を争った家永教科書訴訟から2006年教育基本法「改悪」(本書の表現に従う)以降の教育の現状を分析している。 2022年度から新学習指導要領のもと、高校の社会科では「現代社会」が廃止され、「公共」という科目が新設される。この「公共」は日本国憲法への言及がなく、国家的公共への貢献に価値があるとするような内容だという。 自民党の政治権力が教科書検定を使って教育を統制し続けた歴史が分かる。2021/07/18

Shun'ichiro AKIKUSA

4
家永訴訟・つくる会について紙面のかなりの部分が割かれている。はじめて知る内容も多いが、正直、運動の当事者の視点から書かれていることもあり、未整理な点も多々あり、読みやすくはない。新書より単行本向けの内容だろう。2022/12/07

SK

4
445ページもある労作。自民党が、いかに教科書を攻撃してきたかが分かる。2022/08/06

ひろ

1
この本を読むまで「文科省が教科書の内容を(事実上)決める」という制度のあり方を当然視していたが、なるほど本書で描かれる運動が明らかにしたようにこれは国家による教育の統制である。とはいえ何らかのガイドラインがなければ入試で「何を問うてよいのか」の基準もない。歴史・公民・道徳教科書で、政権に食い込む右翼の意向により記述が歪められることは避けなければならないが、一方で受験における過当競争を防ぐにはどのようなあり方が考えられるのか、この点は「新たな教科書検定のあり方」を記した終章でもわからなかった。2024/12/29

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