平凡社新書<br> こころはどう捉えられてきたか―江戸思想史散策

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平凡社新書
こころはどう捉えられてきたか―江戸思想史散策

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858075
  • NDC分類 121.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報

日本人は心という摩訶不思議なものとどう向き合い、表現してきたのか? 江戸思想をベースに宗教や民間伝説など様々な角度から追う。

はじめに 

一、 「こころ」の本源を探る 

鏡──『荘子』/「至人」/道元/「古鏡」/盤珪/「不生の仏心」/鉄眼/「本心」/「三種の神器」/「心は神明の舎」/藤原惺窩/「格物」/「物欲を去る」/朱子学と陽明学/「怒りを遷さず」/「良知」

虚──熊沢蕃山/「太虚」/「活発流行」/「心中悪なきのみならず、善も又なし」/囚われない心/『論語』の「空」/幕末の陽明学

敬──神話/『古事記』/スサノヲの物語/スサノヲの多面性/中世のスサノヲ/朱子学の性善説/闇斎のスサノヲ論/素直さ/「心神」

理──「心ナリノ理」/「愛」/「忠」/「静坐」/「カノ一理」

二、心を養う

自由──芸道/『五輪書』/『兵法家伝書』/『天狗芸術論』/「煩悩即菩提」

安楽──石門心学/小天地としての人間/道話

歓喜──妙好人

三、「こころ」の不思議に向き合う

四端──伊藤仁斎/「卑近」/「活物」としての心/「徳」/「四端」の拡充/「寛宥の心」 

礼楽──「古文辞」/「くるわ」/「君子」/庶民/徳川社会と人々の心

恋──本居宣長/「歌の本体」/恋の歌/「人情」/「物の哀」を知る/『源氏物語』/心の深層

悪──神とは何か/善と悪/死

むすび 

あとがき 

【著者紹介】
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内容説明

江戸時代の思想といえば、封建的な道徳や無味乾燥の教学で埋め尽くされているだろうと思っていた方が、なかなか面白いではないか、今の自分たちと結局は同じ問題にぶつかっていたのだな、そんな風に読んでくだされば、この書物が世に出た意味があると私は思っている。こころを巡る葛藤でつながる江戸時代の人と私たち―。

目次

1 「こころ」の本源を探る(鏡;虚;敬;理)
2 「こころ」を養う(自由;安楽;歓喜)
3 「こころ」の不思議に向き合う(四端;礼楽;恋;悪)

著者等紹介

田尻祐一郎[タジリユウイチロウ]
1954年水戸市生まれ。東海大学教授。近世儒学、国学、神道などの日本思想史が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

3
読みやすくてためになる新書の鑑のような本。仁斎・徂徠・宣長の3人の部分が一番身近な面もあって馴染みやすかったが、かなり手広く「こころ」に向き合った思想を取り上げている。2017/04/21

♨️

2
むすびでも整理されているが、第一部では、「こころ」についてその現実的なありようとは異なる理想的なありようが存在し、そのために古典や仏法を学ぶべきだとする思想がどこから来てどのように進展したかが語られる。第二部ではそうした学びとは異なる仕方で心を鍛える思想、芸道や日々の実践のうちで心を鍛えることを目指す心学、信心によって晴れやかに生きる妙好人などが見られる。第三部では「こころ」についてそれが単独で問い高められるものではなく社交的実践の中で磨かれるとする伊藤仁斎、古典を読むことの意義を現古の隔たりの中で問題2022/03/28

はちめ

2
近世思想史の入門書としては好著だがタイトルとなっている「こころ」が捉えられたかというと少し疑問。読者に分かりやすく表現しようとしてかえって時代の隔たりによる理解のし難さを軽視してしまっているような気がする。しかし紹介されている何人かについてはさらに読んでみたいという気持ちになった。2016/05/01

Go Extreme

1
「こころ」の本源を探る  鏡: 『荘子』 「至人」 道元 「古鏡」 虚: 熊沢蕃山 「太虚」 囚われない心 敬: 神話 『古事記』 理: 「心ナリノ理」 「愛」 「忠」 心を養う 自由: 芸道 安楽: 石門心学 歓喜: 妙好人 「こころ」の不思議に向き合う 四端: 伊藤仁斎 「卑近」 礼楽: 「古文辞」 「くるわ」 「君子」 恋: 本居宣長 「歌の本体」 恋の歌 「人情」 「物の哀」を知る 『源氏物語』 心の深層 悪: 神とは何か 善と悪 死0002/01/02

Asakura Arata

1
金沢に行った時、読む本がなくなって駅前の書店で買った本。江戸時代の思想史を俯瞰した感じ。高校の倫社の授業を思い出した。私も副業として独学で学問をやりたくなった。2016/04/17

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