平凡社新書<br> カレル・チャペック―小さな国の大きな作家

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平凡社新書
カレル・チャペック―小さな国の大きな作家

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857986
  • NDC分類 989.5
  • Cコード C0298

出版社内容情報

『ロボット』等のSFから政治的批評、『園芸家の一年』等のエッセイまで、多様な作品を紹介しつつ素顔と全体像を描く伝記&入門書。

はじめに
第一章 世に出るまで
一 クラコノシュの庭──少年時代ペチャとイチェク/それぞれの道
二 プラハとの出会い
ギムナジウム/カレル大学で/文筆家の道へ
第二章

内容説明

『ロボット』や『山椒魚戦争』などのSFから、『ダーシェンカ』『園芸家の一年』などのユーモア溢れるエッセイまで、幅広い作品で知られるカレル・チャペック。あたたかく優しいまなざしで、自然やふつうの人々を描く一方、「ジャーナリストとしての観察眼、哲学者としての思考力、作家としての表現力」を武器に、権力やファシズムと闘い続けた。彼の生涯と作品を辿り、その魅力と全体像に迫る。チェコで、日本で、世界で、今も愛され続ける秘密。

目次

第1章 世に出るまで(クラコノシュの庭―少年時代;プラハとの出会い)
第2章 ジャーナリスト、作家として(日々の流れの岸辺で;ロボット誕生;郵便屋さんとおまわりさん;旅人の眼;キュビスム的認識―哲学的認識論三部作;政治的動物―政治と文化のかかわり;山椒魚との闘い―ファシズムへの抵抗)
第3章 趣味に生きる(多様な趣味;犬と猫の飼育―間違いからの出発;園芸の楽しみ;カレル・チャペックの死;カレルと日本)
第4章 カレルの周辺の人たち(トーマス・マンとの交流;兄ヨゼフ;妻オルガ;義姉ヤルミラ;友人ランゲル;金曜会)

著者等紹介

飯島周[イイジマイタル]
1930年、長野県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。跡見学園女子大学名誉教授。2009年、チェコ文化普及の功績により同国政府から勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

52
チャペックという作家の名前は知っていたけれど、その人となりに触れたことはなかったので、今回この本を読めてよかった。理想を愛し追求するあまり、敵をつくってしまい、文章で必死に誤解を解こうとした人だったとすれば、作品に興味と愛着がわくというもの。今度読んでみよう。2016/04/11

かもめ通信

24
チェコ語の専門家としてチャペック作品の翻訳をいくつも手がけてきた著者が、兄のヨゼフや妻のオリガ、あるいは姉、友人などの著作や言葉を引きながら、カレルの魅力を丁寧に解説。チャペック兄弟のファンとしては知っているエピソードも多かったが、こうしてまとめて読んでみるとあらためてカレルの人柄や彼を取り囲んでいた人々や時代背景がよくわかり、胸を打たれることも多かった。と同時に、未読のチャペック作品だけでなく、まだまだ読まねばならないチェコ文学があることに気づいて嬉しい悲鳴をあげている。2016/04/18

TomohikoYoshida

19
カレル・チャペックは、第一次世界大戦、ロシア革命、ナチスの台頭などの時代を生きてきた人。政治的な思考を持ち、コミュニストもナチズムもファシズムも否定し、自分なりの平和思想を持っていた人であることを知った。新聞社に勤めるジャーナリストであり、作家であり、演劇にも関わり、園芸や犬・猫の飼育を趣味にした幅広い活躍を見せた人でもある。それらすべてが作品に活かされている様子。情勢が不安定な薄暗い時代の中で、精一杯生きた人だと思う。今度、未読のエッセイや紀行モノを読んでみようと思っている。2021/07/17

吟遊

11
チャペックの本を訳してきた著者による良書。カレル・チャペックの全体像を捉えるために、視点を工夫している。ジャーナリストとしての側面(大きい)、作家、詩人として(詩人としての評価は低く見積もられている)。それから、兄ヨゼフ、妻オルガとの家庭生活。そして、多趣味。とくに凝り性が止まらない園芸について。過ごした街や土地について。ナチスへの警鐘。小伝としてうまくできている。チャペックの文学の評価、彼への批評などは分量が少ないが、それは実際に読んでみて、ということか。躁っぽいほどの活動家でリアリストの姿が浮かぶ。2017/06/14

太鼓

7
有名な方ですがあまり知らなかったのです。しかし、チャペックの生涯を知って彼の本を読んでみたくなりました。まずは旅行記から読もうかな。2016/01/30

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