平凡社新書<br> 知られざる親鸞

個数:

平凡社新書
知られざる親鸞

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856545
  • NDC分類 188.72
  • Cコード C0215

出版社内容情報

実在が疑われていた正妻・玉日姫(たまひひめ)の骨壺が発掘された! 従来の定説をくつがえす発見と、伝承資料を丁寧に批判的に読み解くことで、親鸞の本当の姿に肉迫する!

内容説明

親鸞の生涯は謎につつまれている。「なぜ法然へ帰入したのか」「正妻・玉日姫は実在するのか」「越後配流の真実とは?」「なぜ息子・善鸞を義絶したのか」…。これまでの研究では解ききれなかった謎が、適切な「史料批判」と丹念な読み解き、そして、玉日姫の墓所での「新発見」から明らかになる。従来の研究の限界を超えて、真実の親鸞に肉迫する。

目次

序章 新しい親鸞像をもとめて
第1章 延暦寺での入室と出家
第2章 親鸞誕生と家族
第3章 官僧としての親鸞
第4章 遁世僧、親鸞―法然のもとで
第5章 建永の法難と越後配流
第6章 関東での布教
第7章 再帰京と『教行信証』
第8章 善鸞義絶
第9章 親鸞の死

著者等紹介

松尾剛次[マツオケンジ]
1954年長崎県生まれ。東京大学大学院博士課程を経て、山形大学人文学部教授、東京大学特任教授(2004年度)。日本中世史、宗教社会学専攻。1994年に東京大学文学部博士号を取得。日本仏教綜合研究学会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいけい

2
従来の明治以降の実証主義的な史料のみに基づく親鸞像ではなく、考古学的成果や史料批判を通じて、言い伝えや伝承の中でしか語られてこなかった親鸞像を鮮やかに浮かび上がらせています。特に玉日姫の実在や流罪以後の帰京を論証する記述は、緻密な論理に基づいて組み立てられた推理小説のような印象すら受けました。限られた史料を鵜呑みにするのでなく、適宜に批判しながら使い、これまでの親鸞の伝記の中で語られなかった・触れられなかった事柄を明らかにしようとする筆者の姿勢には、おおいに考えさせられました。2014/06/25

Go Extreme

1
如覚『伝絵』への疑問 親鸞の実像からの排除 「親鸞消息」や「忠侶尼文」の活用 近代主義的方法論への疑問 文献史学と考古学の成果の突き合わせ 本願寺派以外の『伝絵』の記述 実悟「日野一流系図」の拾い上げ 過去の人々の残した史料の尊重 京都西岸寺の考古学的成果の活用 『親鸞聖人正明伝』の再発見と史料批判 佛光寺派『伝絵』の史料批判的利用 親鸞の父 日野有範説 伯父 範綱と宗業の重要視 後白河院の近臣 範綱の猶子 延暦寺での大乗円頓戒 建仁元年 法然への帰依と綽空の名 官僧身分の離脱と遁世 黒谷別所での生活2025/05/22

sonsan

0
2人と結婚していたことを知った。やや読みにくい。2013/07/30

日暮里の首領様

0
実証的な歴史学による、地味だが納得のいく論考。よく言われる鎌倉期仏教界の秩序紊乱に対する動きとしては、所謂「鎌倉新仏教」よりも律宗の戒律復興運動の方が圧倒的に影響力が大きく、そこに善鸞義絶の背景があった…などなど、それなりに面白い発見も。何より僧侶妻帯と並んで、「個人」を明確に救済対象に見定めたところに親鸞の独創性を見出すところは、白眉。「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずればひとへに親鸞一人がためなり、さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたる本願のかたじけなさよ」(歎異抄)。2012/11/27

プリン

0
史料的な価値の低いと見なされてきた『正明伝』なども活用して、親鸞の実像を描いていこうとする評伝。本書の特徴は、親鸞が九条兼実の娘玉日姫と結婚したことを事実とする点にあります。しかし、先行研究に対する批判や論証はしているものの、結論ありきな議論でしかない印象を強く受けました。内容も『親鸞再考』の方がまとまっていた感があります。2012/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5482035
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品