内容説明
一九世紀、インドの商人達はコミュニティを基盤として、東インド会社や英国資本系巨大企業に囲まれながら、したたかに財閥化していった。だが、英国による植民地政策、独立後の社会主義混合経済のもとで、財閥は翻弄されてゆく。そして、一九九一年の外貨危機を契機とした自由化政策により、新たな成長戦略のなかで再び活力を取り戻した。インド経済の七割を動かす、少数家族の実体とは。
目次
序章 インド財閥とは何か
第1章 財閥の起源と発展
第2章 君臨する最大の財閥、タタ財閥
第3章 復権を狙う、ビルラ財閥
第4章 急成長を続ける、リライアンス財閥
第5章 群雄割拠の中堅財閥
著者等紹介
須貝信一[スガイシンイチ]
1973年北海道生まれ。97年法政大学文学部英文学科卒業。外資系IT企業、インド関連コンサルティング会社取締役を経て、2009年8月に株式会社ネクストマーケット・リサーチを設立、代表取締役就任。インドを中心とした南アジア新興国経済のリサーチ、情報提供事業などを行う。経済誌などでの寄稿、連載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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