内容説明
ドイツといえば、ビールやソーセージと思われがち。だけど、それだけじゃない!豚のすね肉をぐつぐつ茹でたアイスバイン、ビールのつまみにぴったりのブレッツェル、日本ではあまりお目にかかれない川魚料理、歯ごたえ絶妙の白アスパラ…。そう、ドイツはこんなに美味しい!シュトゥットガルト在住25年の作家が描く愉快な16話。
目次
ドイツ人が嫌いな「アイスバイン」
箒印のワイン酒場ベーゼン
ブレッツェル・フィーバー
ワインの話
空飛ぶ安ワイン“ボジョレー・ヌーヴォー”
チーズの話
世にも美味しい川魚料理
マウルタッシェ、シュペッツレ
ジャガイモはえらい
ソーセージ万歳!
ドイツの地ビール飲み比べ
珠玉の味、白アスパラ
リンゴ、サクランボ、イチジク、イチョウ
コーヒーカンタータ
ケーキに目がないドイツ人
名物にうまいものあり?―郷土料理二選
著者等紹介
川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
日本大学芸術学部卒業。ドイツ・シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。シュトゥットガルト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki319
11
前から気になってた本書でしたが、いろいろな食べものが本当にオイシそう。ドイツ料理というとやはりソーセージとビールというイメージでしたが、他にもオイシそうな郷土料理がたくさん。ドイツ人がコーヒー好きというのは意外でした。コーヒー好きはイタリアのイメージがあったので。2011/02/11
Christena
7
ホワイトアスパラガスやプレッツェルなどドイツの美味しい料理が満載で、今すぐ行きたくなった。フランクフルトの駅の売店のプレッツェルに感動してたのに、この本ではイマイチと書かれていたので、次は南のほうに行ってみたくなったり。食文化に興味のある人には楽しい内容の本です。2014/05/07
もけうに
5
実際にドイツで暮らしている生活者の視点から、ドイツ及びドイツ料理が率直に語られている。とても面白かった。ドイツを美化せず、それでいて良いところは素直に褒める。ドイツの調理道具は良いものが多いが、ドイツ人は不器用だから便利な道具を作り出していたとは目から鱗(笑)。質実剛健だから食に拘らない、腹が膨れればそれで良く、毎日同じ食事でOK。新しい食べ物に挑戦しない。確かにプロテスタント国はメシマズイメージがある。フランス・イタリア等美食国はカトリックだ。ジャガイモ料理は美味しそう。魚料理の貧困さは残念。2021/12/01
ぺーいち
4
「ビールとソーセージ以外にもおいしいものがある!」ドイツ在住の著者が、その暮らしぶりとともに紹介する郷土料理の数々。ピリ辛のユーモアと簡潔な語り口に好感を持ちました。ちなみに、ビールとソーセージ以外のおいしいもの、それはジャガイモでした。2014/02/13
じょんた
4
たまたま本屋で見つけてなんの気なしに購入。これがなかなか良書でした!ドイツ在住25年という事で、ドイツの地元ネタ盛り沢山!食べる為に生きている著者目線だけあってどれも美味しそうな話ばかりです。ドイツ料理とはなんぞや。から、ワインビールプレッツェルにソーセージ!これを読んでからドイツに行けば地元民に馴染めそう(笑)ワイン農家の期間限定酒場に行きたいー!2011/12/26