内容説明
センセイ、この患者さんは、精神科コンサルですかね?精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけ、専門家にきちんと届けるために必要な基礎知識。
目次
1 心の病って何?
2 統合失調症の世界
3 躁うつ病の世界
4 うつ病の世界
5 神経症の世界
6 パーソナリティ障害の世界
7 子どもの精神の世界
8 依存症の世界
著者等紹介
森皆ねじ子[モリミナネジコ]
医学生時代からイラストレーターとしての活動を開始。卒業後、医師として病院に勤務しつつ医学生向け月刊誌等でマンガやコラムを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shikashika555
29
ねじ子シリーズ新作。 例によってイラスト多用でとてもわかりやすく纏められている。 2020/04/27
香菜子(かなこ・Kanako)
26
ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた。森皆ねじ子先生の著書。精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけて必要な精神科治療を受けられるようにするには知識が必要。知識がないと精神科治療が必要な患者さんを救えないし精神科治療が必要な患者さん本人にとっても周囲の人にとっても不幸で悲しいこと。精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけることができる人が増えれば社会全体にとっても素敵なこと。2022/01/13
さり
12
これ、おもしろい2025/03/01
向山 彰彦
8
手描き文字とイラストで、さまざまな精神疾患や依存症の解説と対処方法を書いている。著者は現役の医者で、漫画タッチとはいえかなり深い。 四種類のドーパミンの働き、躁鬱では鬱より躁の方がはるかに危険、自殺願望はすばり聞く、など、実際に対処している医者ならでは知見に触れられる。統合失調症と解離性障害の見分け方法、各薬の作用機序も分かりやすい。 なぜかてんかんの薬が効く例も書いてある。身近でそのケースを見ているので説得力ある。 サイコパスのようなパーソナリティ障害やアル中までカバーしているので俯瞰するのに良いです。2020/11/02
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように
6
外来できて、お家に帰らせてもいいか、それでは危険なので入院か、と考えるもの。 アルコールの依存症、摂食障害、なるほどなあ、と考えさせられました。ハイ、ハイ、ってにこやかに聞いて、全く改善しない…。そう思ってないからなのだね。 そして、良かれと思っている医学も、今後さらに進むと、今のやりかたが古くなったり、間違ってた、と言われるようになるかも、と。大いに感心しました。2023/06/27
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