平凡社新書
免疫と腸内細菌

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582851953
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C0247

内容説明

免疫とは「自己は排除しないが、非自己は排除する」仕組みだ。では、なぜ体内の菌―腸内細菌は、「非自己」にもかかわらず排除されないのだろう?そこにまさしく「共生関係」の不思議がある。私たちの免疫系は腸内細菌なしでは形成されず、私たちはこの世に生存することはできないのである。なぜヨーグルトは体にいいのか?話題のプロバイオティクスとは?免疫と腸内細菌の切っても切れない関係を解き明かす。

目次

腸内細菌の謎
第1部 免疫と腸内細菌(免疫の基礎知識;腸管免疫と腸内細菌;アレルギーと自己免疫疾患;細菌の話)
第2部 病気と腸内細菌(腸内細菌にはどんなものがあるのか;腸内細菌叢のバランスはなぜ崩れるのか;病気と腸内細菌)
第3部 食物と腸内細菌(食生活と腸内細菌;プロバイオティクスとは;プレバイオティクスとは;腸内細菌と二一世紀の食品)

著者等紹介

上野川修一[カミノガワシュウイチ]
1942年東京都生まれ。東京大学農学部農芸化学科卒業。現在、日本大学生物資源科学部教授、東京大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

2
腸内細菌を勉強する最初の基礎的な部分では楽しく読めるけど、腸内細菌善玉=ヨーグルトのみ、はあまりに短絡過ぎないかな?と思いました。知識的なところでは地域によってアレルギーが出る食べ物に違いが出るところに興味津々。セロリにアレルギーがある人がいるとは知りませんでした。2015/04/09

てんてん

0
腸管は人体で最大の非常に精巧な免疫気管であり、全身のリンパ球の60%が存在。抗体の全体の60%は腸管でつくられる。その腸管免疫システムは腸内細菌なしには作られない。前半の免疫系と腸管の繋がりの話が大変に興味深い。後半はプロバイオティクス、プレバイオティクスの話が主体となるがこちらは不確定要素が多すぎて説得力に欠ける。ただし前半部だけでも十分面く、個人的には顎のないヤツメウナギなどには免疫中に抗体が認められず、よく噛んで食べることが免疫にとっていかに重要か納得できためになった。2019/01/22

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