平凡社選書<br> 海賊と海城―瀬戸内の戦国史

平凡社選書
海賊と海城―瀬戸内の戦国史

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582841688
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0021

内容説明

日本の中世、瀬戸内海を舞台に活躍した海賊とは、どのような存在だったのか。その知られざる世界を、遺された「海城」跡の現地調査と史料の探索によって生き生きと描き出し、毛利・織豊の時代の隠れた次元に迫る「歴史紀行」。

目次

序章 中世の瀬戸内海
第1章 安宅船が攻撃した海城―伊予鹿島城
第2章 海峡と港を支配した城―周防上関城
第3章 戦国大名の思惑が交錯した城―備前本太城
第4章 山陽進出の拠点―備中笠岡城
第5章 水運の島―讃岐塩飽
第6章 海賊と関所
終章 海賊から船手衆へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

15
以前著者の「海賊の日本史」を読んだが、本書はその20年前の本。幾つかの論文を編集して一冊の本にした。著者の地元、瀬戸内海の西の防予及び芸予水域について、海城(小島全体を城とし、周辺水域全体を防衛目的と捉える)を中心に詳しい。海城を構える諸村上一族の本拠、能島や来島は地図でも芥子粒の大きさで一驚する。能島村上氏は、戦国時代(縄張収入の)終焉と共には存在を失い、大名となった来島村上氏は、朝鮮の役で李舜臣に敗れ没落する。江戸時代を通じて人名ニンミョウ制で知られた東部の塩飽諸島の人々は、村上氏支配後も生き残った。2023/10/10

1
山内氏の著書は二冊目。紀行文と銘打っているが、丁寧な現地調査は素晴らしい。村上氏についてじつによく調べている。読むだけで楽しい。2012/07/11

Ryuji Saito

1
 品切中で、古本では高価で手を出せず、図書館で借りてきました。著者は紀行文とおっしゃていますが、なかなかどうして村上氏の動向がことこまかに調べ上げられています。海の中(島)の海城(うみじろ)にはまだ登城できていませんが、いつか必ず・・。2012/01/08

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