出版社内容情報
“美術の門外漢”として書きのこした言葉から浮かび上がる、同時代の美術への眼差しと独自の芸術観、生きる姿勢とは──。漱石がこだわった「自己の表現」の真意にせまる。
内容説明
明治四十年、東大教授を蹴って朝日新聞に入社した漱石は、折にふれ芸術に関する記事を紙面に綴り、自由で忖度のない持論を堂々と展開した。同時代の美術に漱石は何を見たのか、繰り返し強調した「自己の表現」とは何を意味するのか―。
目次
1 漱石の美術遍歴と美術批評の背景(子ども時代から積み重ねた美術体験;小説にあらわれた美術;教師をやめて新聞社員となる;過渡期にあった明治~大正の日本美術界)
2 同時代の美術を見る眼(独自の着眼点と向き合い方;「文展と芸術」;「素人と黒人」について;津田青楓君は「ぢヾむさい」;西洋美術と同時代の日本美術へのまなざしの違い;芸術批評が浮き彫りにした“生きる姿勢”)
3 「自己の表現」とは何か(絵筆をとる漱石;「自己の表現」再考)
著者等紹介
ホンダ・アキノ[ホンダアキノ]
大阪府生まれ。奈良女子大学卒業後、京都大学大学院で美学美術史を学ぶ。修士課程を修了し新聞社に入社。支局記者を経て出版社へ。雑誌やムック、書籍の編集に長年携わったのちフリーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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