眠れない夜のために

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  • サイズ B6判/ページ数 120p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582839739
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

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直木賞作家・千早茜が紡ぐ、10の夜の物語。
人気イラストレーター・西淑による美しい挿絵とともに味わう、「眠れない夜」をテーマにした短編集。

「眠らなくてはと、まぶたを閉じる。けれど、目の奥にすこんとした空洞がある」。家族が寝静まった深夜、ひとり台所に佇む時間──第一夜「空洞」

「夜にあるのは、見えない恐ろしさではなく、見ようとしてしまう恐ろしさ」。美しい刺?を生業とする「わたし」の暮らす土地に、ある日旅人が訪れて──第八夜「?(うつく)しい夜」

「夜の底の黄金よ、君の寝顔は本当に変わらないから、こんな静かな晩は永遠に続く夜に閉じ込められてしまったような心持ちになるのだ」。眠り続ける「君」の呼吸に、傍らで耳をすます──第九夜「寝息」

……ほか、夜の世界へと誘う10篇を所収。


【著者略歴】
千早茜 (ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神(いおがみ)』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。翌年、同作にて第37回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。『ひきなみ』『赤い月の香り』『マリエ』『グリフィスの傷』『雷と走る』、食エッセイ『わるい食べもの』シリーズなど著書多数。

絵=西淑 (にし・しゅく)
福岡県生まれ。雑誌、広告、パッケージ、書籍の装幀などのイラストレーションを手がける。京都を拠点に活動中。

内容説明

眠らなくてはと、まぶたを閉じる。けれど、目の奥にすこんとした空洞がある。深夜にひとり佇む台所の時間、寝静まる街をさまよった日、もう会えない誰かを想う夜―。直木賞作家が紡ぐ10の夜の物語。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。翌年、同作にて第37回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

157
これは千早さんの(絵は西淑さん)大人の絵本だ。「眠れない夜は」で始まる10の物語。どれも好い。子どもの頃、祖父母の家の夜はトイレが怖くて(トイレに続く廊下も窓も)そんなことを思い出した『木守柿』や『夜の王』切ない思いの『寝息』ラストの『仕舞いの儀式』が心に残る。眠れない夜を薬の力を借りた時期もあった・・今は枕に頭を乗せたと思ったら「朝」になってる(笑)2024/12/04

hiace9000

155
千早の夜描き!それだけで期待MAX。そして期待値超えのエモさに酔わせてもらえます。(まさしく"エモい"がピタリとくる作品かと)かつての『詩とメルヘン』愛読者の方ならイラストでピンと来られるかも…。まさにそれ!。多様な人物・視点・世界観を「眠れない夜は、」に閉じ込めてから…扉を開けた夜に広々と広がる奥深さ。そこにある孤独も、闇も、心地よさも、郷愁も、自由も、世界の真実も、愛も、大切な人との絆も、西淑さんイラストが誘うようにすべてをふわりとやさしく浮かび上げ、読み手も一緒に眠れぬ夜に漂わせる十夜物語なのです。2025/01/05

nonpono

120
4時から起きている。昨日、知った本を。「眠れない夜のために」、まさにわたし?冒頭の空洞を埋めるように缶入りのクッキーを貪る様に食べる話がいい。ある時代、缶入りのクッキー缶は特別で家族で順番に何を食べるか、話をしていた。今の個包装にはない時間だね。そして次のインターネットという名の森で人を探したくなる気持ちがわかる。エゴサーチでもないし会う気力もないのに、「こんな眠れない夜は昔の男の足跡を辿ってしまう。」、悪癖。「さみしい」、やめて。本の中ではインスタントラーメンに逃げるが、わたしもチョコの甘さに逃げてる。2025/04/05

シナモン

113
しんとした夜に読みたい短編集。幻想的な絵が静かな夜の物語にぴったりでした。2025/02/04

Karl Heintz Schneider

110
10話からなる短編集。いずれにも眠れない人物が登場する。そのどれもがあまりにもリアルで、著者の実体験?と思ってしまう。「私以外の家族はみな、深い眠りに沈んでいる。そんな夜わたしはひとり森をさまよう。」不眠症の気がある私にはこの気持ちがよくわかる。そんな夜は思考の森をさまよってそしてますます眠れなくなる。「眠れないと思うとよけい眠れなくなりそう。」これも何度思ったことか。明日は早いんだから眠らなきゃ!そう思えば思うほど眠れなくなる。そして今夜もまたひとり森の中をさまようのだ。やるせない過去の記憶という森を。2025/02/13

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