林達夫のドラマトゥルギー―演技する反語的精神

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林達夫のドラマトゥルギー―演技する反語的精神

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582839630
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

戦前・戦後の混乱期、岩波、中公、角川、平凡社などで編集者として多くの知識人と交流しながら反戦と自由主義を貫き、時代の言説を編み続けた思想家の生涯と活動の軌跡。

内容説明

反戦、反権力、自由主義。戦前戦後を通じ、岩波書店、中央公論社、角川書店、平凡社などの出版社で書籍雑誌を編み、「饒舌な編集者」にして「寡黙な執筆者」として活動した林達夫。不透明な時代を生きるわれわれに強く響く、その思想と行動の軌跡。

目次

第1幕 その精神形成(幼時のシアトル生活―西洋文化との出会い;家族と離れて福井に育つ―役割演技の習得 ほか)
第2幕 存在証明としての翻訳(ブッセ『イエス』―出発点としての翻訳;ブリュンティエール『仏蘭西文学史序説』―絶版と改訳 ほか)
第3幕 思想運動としての編集(雑誌『思想』と「岩波講座 世界思潮」;野呂栄太郎と「日本資本主義発達史講座」 ほか)
第4幕 方法としての反語(反語を駆使した評論―沈黙という雄弁;シェークスピア・ガーデンと「鶏を飼う」 ほか)
第5幕 何が林達夫を支えたのか(林達夫における変化と持続;“聖なるもの”への共感―聖フランチェスコ・野呂栄太郎・隠れ切支丹 ほか)

著者等紹介

鷲巣力[ワシズツトム]
1944年東京都生まれ。ジャーナリズム論、戦後思想史。東京大学法学部を卒業後、平凡社に入社、『林達夫著作集』や『加藤周一著作集』などの編集、『太陽』編集長を経て、取締役に就く。退任後、立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長を経て、現在同研究センター顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
その精神形成:幼時のシアトル生活 家族と離れて福井に育つ 交友四重奏 結婚問題 存在証明としての翻訳: ブッセ『イエス』―出発点としての翻訳 ブリュンティエール『仏蘭西文学史序説』 ファーブル『昆虫記』 ベルクソン『笑い』 ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』 思想運動としての編集: 雑誌『思想』と「岩波講座 世界思潮」 平凡社で得た安寧 方法としての反語: 反語を駆使した評論 反護法の宿命 何が林達夫を支えたのか: 変化と持続 聖なるものへの共感 正しさへのこだわりと承認欲求 ミネルヴァの梟2024/07/29

takao

1
ふむ2024/12/09

RedDirtMarijuana

0
隠れキリシタンとしての林達夫像が提示されていて驚き。些末なことだが、花田清輝の林への接近が、スターリン批判以後の流れに棹さすものかのような記述は疑問。51年の『共産主義的人間』刊行に尽力したのが花田だし、「ホセの告白」が「林の所論に反対とも賛成ともとれる」形なのは、スターリン批判というよりも林のレーニン的ヒューマニズムというロマン主義偏重に関してと見るべきでは。著者は演技者としての林という角度から書いたようだが、むしろ演技・反語の人という私の林達夫像にリゴリスティックな面を付け加えてくれたように思う。2024/09/15

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