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内容説明
本書は明治初めの少年期から昭和戦後に94歳で亡くなるまで、蘇峰のアメリカ観がどのように育まれ、展開されていったのか、多数の資料を駆使して明らかにしたものである。近代日本を代表する言論人・蘇峰は大国アメリカとどのように向き合ったのか―現代にも通じる日本人の対米心理を考える上で、本書は貴重な示唆をもたらすであろう。
目次
前編 日露戦争前(少年期の「アメリカ」受容;青年期のアメリカへの憧憬と抵抗;明治二十年代の大日本膨脹論とアメリカ ほか)
後編 日露戦争後(第一次世界大戦期のアメリカからの脅威感;ワシントン会議後のアメリカへの怒りと敬愛;日中戦争前の日米親交論 ほか)
補編(アメリカ人との交流;蘇峰における連続性と非連続性)
著者等紹介
澤田次郎[サワダジロウ]
博士(法学)、近代日本政治思想史専攻。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程単位取得退学。尚美学園大学助教授、教授を経て、拓殖大学政経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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