出版社内容情報
銀座の現役・画廊主人による対話形式のコレクター入門書。国際的な動向から、値段の決まり方などまで幅広く解説。難しいとされるアート作品購入のための最良の手引書。
内容説明
どこで見て、どこで買い、何を集めるのか?画廊主人と、彼が開くアート教室に集まる生徒たちによる対話形式の入門書。
目次
アート講座1限目 アートの最新事情 世界の大きな流れを掴もう
アート講座2限目 アートと“美”
アート講座3限目 文字のアート「書」について考える
アート講座4限目 アートの値段 どのように決まっているのか?
アート講座5限目 アートと税金
アート講座6限目 アートとジャンル どんなものを集めればいい?
アート講座7限目 アートの買い方 どこで見て、どこで買うのか?
アート講座8限目 「アートを買う」ということ なぜ人間はアートを買うのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
77
2005年にスタートした「アートフェア東京」の2024年の売上は32億8千万円。これが少しずつ伸びているという。日本が衰退途上国を歩んでいるなかで、これが多いのか少ないのかわからないが日本の美術マーケットは約7兆円ある。日本の美術は、草間彌生や村上隆の現代美術だけではない。日本のアートの特徴は、日本美術の長い歴史と多様な種類があることだ。書画、陶磁器、茶道具、刀・武具、根付、印籠、金工など、実に幅広い。そして日本が誇る漫画もある。→2024/07/01
くれは
1
コレクターでは知らない人はいないであろう画廊「秋華洞」の社長さんによる著書。美術やアートのマーケットが世界的にみて例外的に小さい日本で、なんとかコレクターを増やすことを意図して書かれたのだと思う。個人的な印象としては「アートや美術品をすごく買ってみたいが、いきなりギャラリーや画廊を訪れるのはちょっとハードルが高いな……と気おくれしている経営者」といった層には響くと思うけど、やや対象読者が狭すぎる気はする。まず、本書でいいなと思ったところの引用。2024/03/19
tosh
0
銀座老舗画廊の主人と学ぶレッスン、という体をとったアートの買い方読本。大ボリュームだが実際の銀座画廊「秋華洞」主人の田中千秋さんの読みやすい内容でなかなかタメになる。2024/12/18