内容説明
村上春樹、三浦しをん、益田ミリ作品など300冊以上を翻訳。韓国の日本文学ファンから絶大な支持を得る人気翻訳家によるエッセイ。
目次
プロローグ おばあちゃんになっても翻訳を続けたい
第1章 今日は仕事をがんばるつもりだったのに
第2章 銭湯の娘だった翻訳家
第3章 著者になってみると
第4章 ごくろうさま、あなたも私も
エピローグ 再び二人で
著者等紹介
クォンナミ[クォンナミ]
1966年生まれ。韓国を代表する日本文学の翻訳家。エッセイスト。20代中頃から翻訳の仕事を始め、30年間に300冊以上の作品を担当
藤田麗子[フジタレイコ]
フリーライター&翻訳家。福岡県福岡市生まれ。中央大学文学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
77
学生時代の作文仲間のエピソードで、水の上をすいすいと歩くようにと表現されているように、自然に文章が入ってくるように感じました。力がいい具合で抜けていながら、意志の強さを感じさせる素敵なエッセイでした。お母さんのキャラがとても愛らしいです。2023/08/31
ネギっ子gen
70
【若者でも老人でもない50代は、思っていたより気楽】村上春樹・小川糸・益田ミリなどの本を300冊以上翻訳した韓国の翻訳家による、軽妙で洒落たエッセイ。韓国で2021年に、日本では23年に発刊。「憂鬱はインドア派の相棒」で、<年齢の10の位の数字が変わるたびに、憂鬱レベルが上がっている気がする。でも「憂鬱だけど、まっ、生きるってそういうものよね」と悟りのレベルも上がっているから、結局は同じことだ。/ほどほどにがんばって生きるようにしている。締め切りをストレスにせず、働きたくないときはゴロゴロしながら>と。⇒2026/07/21
azukinako
56
韓国で日本文学を300冊以上も翻訳しているクォン・ミナさんのエッセイ。翻訳者の日常(面白い!)、翻訳者から小説家へのきっかけ、娘さんとのエピソード、翻訳者を目指す若者たちへの思い、小川糸さんとのやり取りも全編通して翻訳という仕事への愛が語られています。お金は稼げないけれど、経験が本となって積み重なっていく素敵な仕事と。この本が日本語に翻訳されて今まさに私たちが読めるのも嬉しいことですね。日本でいうと村井理子さんだなあと思ったり。クォン・ミナさんの「翻訳に生きて死んで」も邦訳されないかな。2023/02/07
あおでん@やさどく管理人
36
「食堂かたつむり」「舟を編む」など、日本の文学作品を300冊以上韓国語に翻訳している翻訳家のエッセイ。様々な日本の作品や作家・編集者との交流、翻訳という仕事について、そしてひとり娘との暮らし。時には仕事が進まなかったり、「推し」がいたりと、筆致から伝わってくる「親しみやすさ」が良い。日常の中に楽しみを見つけて暮らしていることが伝わってくる。「翻訳に生きて死んで」も近いうちに読みます。2024/05/25
くるり
34
韓国で有名な翻訳家のエッセイ。言いたいこと言っている感じでサバサバしている人だなと思うのまでは普通のエッセイだけど、この本は読んでいるとなんだか自分の考えもサバサバしてくる感じ。百田尚樹論争の幻冬社社長の炎上とか、芥川作家の受賞次回作が売れなかったこととか、日本のエッセイだと言いにくそうなことを書けるのは韓国語で韓国向けに書いているエッセイだからかなと思っていたが、韓国内の失礼なメールや言動も名指しで明記していたので、そういうテイストなのかな。邦題が酷いことになる話が面白かった。あの原題丸無視のめちゃくち2023/04/26




