出版社内容情報
祇園祭の本来は山鉾でなく神輿渡御中心の神事。花街祇園は八坂氏子の宮本組として祭を支える。今年創始1150年を迎える祭、その知られざる姿を追う出色のドキュメント。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
30
期待外れの1冊。著者は祇園で生まれ育った毎日新聞記者と聞き、どんなに面白く、またわかりやすく、祇園祭の実相を描いているのかと思いきや、ほとんど学術書の類。色々な文献や史料などからの抜粋を取りまとめただけ。司馬遼太郎さんならどう書いたのかなあ‥‥。残念ながらオススメできません。2019/11/30
B.J.
4
神々の先導者・宮本組の一か月2020/04/03
K
3
「祇園祭とは何たるか」を祭りを遂行する側の視点から知ることができる。祇園祭をより楽しむためには欠かせない内容ばかり。時代時代に合わせて培われた努力と工夫の結晶が今に至るのだ思い知り、伝統の継承は一筋縄ではいかないのだと納得する。2025/07/23
tuppo
3
祇園祭の主語としてこういう見方もあるのかと驚く。それぞれがプライドを持ってやっているんだなあというのが内側から見れてよい。2023/08/20
takao
3
・国家の安寧と厄災消除を願うことに由来。神輿は八坂神社から、山鉾は町衆が。両者の祭が習合したもの。 ☆神輿と神社との関係がよくわからない。何か神様が乗っているのか?それとも、邪悪なものを引き寄せ、虚無の世界に閉じ込めるものなのか? 2019/12/23