内容説明
精神科医の聴く技術はこれだ!何を考えて患者さんの話を聴き、どのように受け止めているのか?ベテランの精神科医が診療に即してその秘密を公開。医療関係者はもちろん、学校、職場、家庭でもすぐに役に立ちます。
目次
はじめに “聴く”ことの重要性
第1章 精神科医はなぜ患者さんの話を聴くのか
第2章 診断のためにどのように話を聴くのか
第3章 治療のためにどのように話を聴くのか
第4章 事例を通して聴くことを考える
聴き上手になるための10箇条
著者等紹介
藤本修[フジモトオサム]
1951年大阪府生まれ。精神科医、医学博士。おおさかメンタルヘルスケア研究所の代表理事・附属クリニック院長として、職場のメンタルヘルス支援事業、啓発のための講演会等に取り組むと同時に附属クリニックで診療を行っている。大阪大学医学部卒業。大阪府立病院精神科部長、大阪大学医学部臨床助教授(併任)、関西福祉大学教授、甲子園大学大学院教授、大阪人間科学大学大学院特任教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アズマ
14
精神科医が診察の時にどうやって話を聴くのか。結構面白かったです。最後の「聴き上手になるための10箇条」は私も話すよりも聞く方が得意なので参考になりました。2018/03/17
れい
11
【図書館】『話を聞く』というテーマだからか、精神保健福祉士や臨床心理士はコメディカルで登場するが、作業療法士は出てこなかった。理学療法士は出てきたのだけど…よほど精神科医からは遠いと思われているのか、聞く職種ではないと思われているのか。内容は分かりやすい。2018/07/18
18_y_1977
8
精神科医の聴く技術が書かれているのかと思い読んでみた。テクニック的な事ではなく、精神科医が何を考え、何を知ることを求めて話を聴いているのかを知ることができる内容だった。「聴かれたことに常に正しい回答をしようと思わないように」「話し手に考えさせるように返す」といった「聴き上手になるための10ヶ条」は参考になります。2017/07/12
舟江
6
傾聴の参考になればと読んでみたが、最後の10ページ「聴き上手になるための10箇カ条」以外は参考にならなかった。2018/08/23
うさうさ
6
「聴くということ」に興味があり読んだ。本書はあくまで精神科医という役割での聴き方に終始しているが、なかなかに興味深い。巻末の「聴き上手になるための10箇条」は日常でも充分役立つ内容だと思う。2013/09/12