漢詩を読む〈1〉『詩経』、屈原から陶淵明へ

個数:

漢詩を読む〈1〉『詩経』、屈原から陶淵明へ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年09月04日 15時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 422p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582834703
  • NDC分類 921
  • Cコード C0098

内容説明

先人の想いや感概のつまった言葉が、いま私たちの心を揺さぶるのはなぜか?古代歌謡から屈原の『楚辞』、南北朝時代を経て東晋の陶淵明まで、詩の変遷と詩人たちの営みを、対話形式でわかりやすく辿った保存版。

目次

1 歌のはじまり―『詩経』
2 神々の黄昏―屈原・宋玉と『楚辞』
3 楚調の歌―漢代の英傑たち
4 民の訴え―後漢の古楽府
5 知識人の挫折―「古詩十九首」
6 抵抗と逃避のあいだに―三国時代から魏へ
7 それぞれの個性―西晋の詩人
8 動乱の中で―西晋から東晋へ
9 達観を目指して―陶淵明の世界

著者等紹介

宇野直人[ウノナオト]
昭和29年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授

江原正士[エバラマサシ]
俳優・声優。5月4日生まれ。新劇を経て商業演劇の舞台や、トム・ハンクス、ウィル・スミス、エディ・マーフィ等の洋画吹替え、アニメの声優をはじめ各種のナレーションなどで活躍。フジテレビの深夜番組「二か国語」ではキャスターを八年間つとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

16
屈原『楚辞』を知りたくて借りた。中国の古代詩は南方系の『楚辞』と北方系の『詩篇』に分けられるが秦の始皇帝によって焚書にされたのが『楚辞』であり悲劇の詩人として描かれいるの屈原なのだが、その詩は空想天蓋で北方系の『論語』と比べると被論理的な話がおおいのかも知れない。そこがメルヘン的で簒奪されたこともあり想像を呼ぶのであろう。あと司馬遷の『史記』も反骨者の話が多く、先日観た中国古代ドラマ『麗姫と始皇帝~月下の誓い』の荊軻も実在のテロリストだと知った。このへんの話は面白い。2024/06/12

崩紫サロメ

14
NHKラジオ「漢詩の来た道」の書籍版。正確には詩経の時代から陶淵明の時代を扱っている。「詩人を時代の中でとらえる」という西欧の東洋学者的な姿勢の漢詩入門書、ありそうでなかったものかもしれない。ラジオ番組がもとだけあって、例えば詩経の古注と新注など、基本的なところからおさえている。少しノリが軽すぎる(特に江原氏が)ところもあるように、私は感じたが、時代の雰囲気と詩人の個性に触れるというコンセプトは活かせていると思う。2020/03/05

isao_key

9
お二人の対話による漢詩の解説書。帯に「新しい監視の入門書創刊」と銘打ってある。従来の白文、読み下し、語句説明、訳といった順ではなく、また代表的な人物や時代にスポットを当てるのではなく、時代背景からその詩の意を汲み取ろうとしている。一首ごとに細かな解説を加えるのではなく、難解な語には注釈を加えつつ大意から全体を把握しようとするので混乱したり、疑問に感じることは少ない。また宇野先生の漢詩以外の薀蓄にも深い教養を感じる。「鳳凰」とは想像上のめでたい鳥であることは知っていたが、鳳が雄で、凰が雌だとは知らなかった。2015/05/06

そうび

3
漢詩って、『詩経』や『楚辞』などのバイブルを知ってる前提の超絶インテリジェンスな文学……。皆頭良すぎでしょ。共感性、抽象性の高い民謡から、仮託して憤懣を世に伝え、やがて“個”の重視へ。陶淵明は達観しているようでいて、実は反骨精神に満ちあふれている、らしい。魏晋の時代の強権や腐敗の恐ろしいことよ。2023/08/20

きさらぎ

3
レビューで「漢詩で読む中国史」と書かれている方がおられたのに惹かれて手に取った。北方の「詩経」、南方の「楚辞」、秦、漢代初期まで流行した「楚調の歌」、後漢を経て三国時代の曹操・曹丕・曹殖、そして陶淵明まで。労働歌向きのゆったりした四言詩が、漢代のシルクロードからの異文化の流入による新しい音楽に合わせる形で五言へと移行する。反骨の詩人は五言の時代に敢えて四言で歌って己れのアイデンティティを示し、陶淵明は心の揺れを衒いなくも歌い上げた。帰りなんいざ、田園まさに荒れんとす。お馴染みの名詩が出てくるのも嬉しい。2015/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/595227
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品