内容説明
青山裏通りのフレンチレストラン。クリスマスイブの夜に訪れた4組の男女。甘いソースの料理を前に語れば、知らなかった互いの素顔が見えてきて―。役者/劇作家高泉淳子初の小説集。ロングラン舞台シリーズ「ア・ラ・カルト」、待望の小説版。
著者等紹介
高泉淳子[タカイズミアツコ]
宮城県出身。早稲田大学在学中に演劇研究会に在籍。卒業後の1983年、遊・機械/全自動シアターを結成。2002年の解散まで、ほとんどの作品を執筆し、主演。少年、少女から老人まで、さまざまな人物を演じる役者として人気を得る。1991年、文化庁芸術祭賞受賞。近年は演劇のほかに、ジャズライブ、テレビの司会、エッセイ執筆等々、多彩な活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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野のこ
12
美味しそうに食べている表紙に惹かれて借りました。立ち食いではなくフランス料理店。隣の席の人達に聞き耳をたてて、こっそりクスってなる感じ。テンポの良い会話やタイミングが合わなく一言多いウエイターが楽しかったです。こだわりの調理法の説明が食欲を引き立てます。手書きのイラストも洒落てる。高泉さんの劇場舞台「ア・ラ・カルト」も観てみたいです。2016/11/18
aizum
0
お芝居の雰囲気そのまま。役者さんが演じる姿や声が浮かんでくる。2015/03/12
アンゴラうさぎ
0
大人向けの本だとか、おもしろくないとか母は言っていたけど、良かったです。美味しそうで、内容はガツガツしておらず極めて日常的だがありふれた関係ではない。かっこつけた話でもなく、等身大だけど、コジャレた雰囲気。好きでした。2014/09/29
1977年から
0
2009年
lidl
0
読みやすくて、美味しそうでとても良かったです。2009/11/21