内容説明
ピゴットさんのおうちは絵にかいたようなしあわせそうなおうち。でもね…。国際アンデルセン賞受賞画家が描く現代の家族の肖像。
著者等紹介
ブラウン,アンソニー[ブラウン,アンソニー][Browne,Anthony]
1946年イギリス、シェフィールド生まれ。リーズ美術大学にてバウハウスを理念とする教育を受ける。卒業後、しばらくグラフィックデザインや広告関係の仕事をする。その後、マンチェスター王立病院で医学教材の制作、またグリーティングカードの制作をしながら生計をたてる。1976年、初めての絵本を刊行。以後、ハミッシュ・ハミルトン社の編集者ジュリア・マクレーのもとで続々とシュールで独特な作品を発表、人気絵本作家としての地位を築く。2000年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞。作品に『すきですゴリラ』(ケイト・グリーナウェイ賞受賞作、あかね書房)、『どうぶつえん』(ケイト・グリーナウェイ賞受賞作)、など多数
藤本朝巳[フジモトトモミ]
1953年熊本生まれ。世界の絵本、昔話を研究するかたわら、子どもたちに絵本の開き読みなどをして読書普及活動も行っている。フェリス女学院大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
36
人生、山あり谷あり、良い日もあれば、嫌な日もある。家族だからこそ、助け合う。”当たり前”ではなく、”感謝”!絵は、英国の古き良き時代をイメージ。シンプルなタッチで、表情豊かな家族の心情を描写。いや~それにしても、ぶた一色!次男と「ぶた探し」。数個は結構難しいですよ!是非お試しを!2013/06/23
たまきら
34
読んでいたら、それまで転がっていた夫がパッと立ち上がっていろいろやり始め、娘さんがさっさと明日の支度を開始。…母親推薦図書として巷に広めたい絵本でございます。2019/07/03
しぃ
28
これはね、子どもより夫に読み聞かせたい一冊(笑) ぐたあーっとしてる描写がもうまさに!という感じで、「ちょっとは手伝え!」と頭をスリッパで叩きたくなりました。本の中のお母さんは冷静で賢いね。後半は絵の細かいところまで楽しくて見逃せません!2016/02/18
かおりんご
28
絵本。なんでもかんでも一人で家事をこなさなければならないお母さん。ある日、家出をしてしまいます。さて、残された家族はどうする?読み聞かせように。2014/08/14
小夜風
24
【図書館】家事を一切手伝わない旦那と息子にキレて家出するママ(苦笑)。ママのありがたみが判るお話。遊び心のある絵が楽しくて見ていて飽きません♪2014/12/05