内容説明
オニのぼうやの毎日は、とってもたいくつ。食べることにしかきょうみのないパパとママは、ちっともあそんでくれないし、お話だってぜんぜんしてくれません。そんなある日、ぼうやは“本”をひろいます。「ぼく、学校にいって、文字をならいたい!」親のはんたいをおしきり、学校にいくことになったぼうやは…。一冊の“本”とのであいが、パパとママをも巻きこんで、ぼうやの毎日をあざやかに変えていくのです。本が読めるって幸せ。学ぶって楽しい。パパとママといっしょに本を読むって、あったかい…。そんな気持ちをみんなで分かちあえる、フランスの名作絵本です。2002年第13回アンコリュプティブル賞受賞。3歳から。
著者等紹介
ゴドラ,マリ=アニエス[ゴドラ,マリアニエス][Gaudrat,Marie‐Agn`es]
1954年フランス・パリ生まれ。フランスにおける児童出版の第一人者。文学と科学を学んだ後、バイヤール出版(Bayard)に入社。同社の児童向け雑誌の編集長でもあり、子どものための名作シリーズなどにも著書多数。三児の母。2002年、『オニのぼうや がっこうへいく』でD.パーキンスとともに、教師・司書・書店・子どもたちを審査員とする、第13回アンコリュプティブル賞(Le Prix des Incorruptibles)の子どもの本部門を受賞した
パーキンス,デヴィッド[パーキンス,デヴィッド][Parkins,David]
1955年イギリス・ブライトン生まれ。美術学校でグラフィック・デザインを学んだ後、芸術大学で野生生物の細密・生態画を学ぶ。1995年のザ・ナショナル・アート・ライブラリー・イラストレーション賞(The National Art Library Illustration Awards)、2002年、『オニのぼうや がっこうへいく』で第13回アンコリュプティブル賞(Le Prix des Incorruptibles)子どもの本部門受賞をはじめ受賞歴多数。テノール歌手としても知られている。現在、リンカンシャー在住
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家・翻訳家として著書、訳書多数。『まさかさかさま動物回文集』(長新太・絵。河出書房新社)など言葉遊びの作品も多い。『なぞなぞのたび』(荒井良二・絵。フレーベル館)で1999年にボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(ささめやゆき・絵。講談社)で2001年に日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(大橋歩・絵。理論社)で2003年度三越左千夫少年詩賞を受賞
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感想・レビュー
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たまきら
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
あおい
カラスノエンドウ
どら母 学校図書館を考える