内容説明
「地球大紀行」「チベット大河紀行」「ヒマラヤトレッキング紀行」など、数多くのＮＨＫ山岳番組を撮影してきたカメラマンが語る、高嶺のドラマ、生と死とのはざま、極限の緊張とやすらぎの風景…。
目次
未踏峰ナムチャ・バルワの夕雲
聖山巡礼、カイラスへ
消えた菩薩のほほ笑み―国境の町プラン
白き天女の峰―チョモラリ
シェルパのささやき―エヴェレスト
涙に映ったエヴェレスト―女優たちのヒマラヤ
銀亀たちの夢を追って―シルバー登山隊
スノー・レイク―星明かりの秘境
峠の先に何がある、山の向こうに何がある―テレビカメラマンの３４年
著者等紹介
東野良［ヒガシノリョウ］
１９４４年６月２２日、宮城県河北町生まれ。１９６７年、東北大学文学部社会学科卒業と同時に、日本放送協会（ＮＨＫ）にニュースカメラマンとして入局。東京２年、福島５年、静岡４年、札幌４年、東京４年、仙台５年、東京１０年の勤務をへて、現在仙台放送局。エグゼクティブカメラマン。高校、大学時代は陸上部、４００ｍ障害競走の選手
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
335
著者の東野良氏はNHKのカメラマン。もともとは報道部門にいたが、40歳を過ぎてからは、もっぱら山岳専門のようになり、やがてスペシャリストに。本書はそんな著者が体験した数々のヒマラヤの山群の登頂エッセイ。また、山岳だけではなく、この人は社会学出身だけあってチベット地域の文化や社会に向ける目も真っ当である。さらには文章力もあって、それぞれの登頂記は迫真力を持って読者に伝わってくる。それもまたカメラマン修行の賜物か。未踏峰ナムチャ・バルワにはじまって８つの登山行を興味深く伝えてくれる。2023/02/18
イオ
0
プロ意識に感激しました。2008/11/14
