ノーベル文学賞が消えた日―スウェーデンの#MeToo運動、女性たちの闘い

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ノーベル文学賞が消えた日―スウェーデンの#MeToo運動、女性たちの闘い

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582824926
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0037

出版社内容情報

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スウェーデン本国で大ベストセラー!
2018年、ノーベル文学賞発表を中止に追い込んだ渾身のルポ、ついに日本上陸
沈黙を強いられてきた女性たちが、いま声をあげる!
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内容説明

2018年5月、ひとつのニュースが世界中を駆けめぐった。今年のノーベル文学賞は発表中止―。きっかけとなったのは、ひとりの女性記者によるスクープ記事だった。2017年末、スウェーデン最大の日刊紙「ダーゲンス・ニューヘーテル」は、ノーベル文学賞の選考組織であるスウェーデン・アカデミーに近い“文化人”ことジャン=クロード・アルノーが、数々の性暴力を行っていたというスキャンダルを報道。このスクープはアルノーの妻が参加するスウェーデン・アカデミーを巻き込み、やがて…。スウェーデンのフェミニズムの実情、次々と暴かれていく組織内の権力闘争。スウェーデン最大級の#MeToo運動の内幕が、いま明らかになる!

著者等紹介

ヴォス・グスタヴソン,マティルダ[ヴォスグスタヴソン,マティルダ] [Voss Gustavsson,Matilda]
ジャーナリスト。1987年生まれ。スウェーデン最大の日刊紙ダーゲンス・ニューヘーテルの文化部記者。2017年11月、国内外での#MeToo運動の高まりから、『ノーベル文学賞が消えた日―スウェーデンの#MeToo運動、女性たちの闘い』のもととなったスウェーデンの文壇における性暴力を告発する記事を執筆。このスクープにより、2018年11月にスウェーデン・ジャーナリズム大賞のスクープ賞を受賞。2020年2月には、優れた文化記者に与えられるエクスプレッセン紙のビヨーン・ニルソン賞にも選ばれている

羽根由[ハネユカリ]
翻訳家。大阪市立大学法学部卒業。スウェーデン・ルンド大学法学部修士課程修了。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

38
#MeTooから一連といえるかもしれない女性運動の内実を記した本でした。ノーベル文学賞を決めるような素晴らしい文学サロンに蔓延っていた性的搾取の実態と、それに声をあげることの難しさ、その当事者たちの葛藤、セクハラ問題を取り上げるときの世間の好奇の目と、どこに問題があったかという論点のズレが当たり前にのさばるという難しさが伝わってきた。アルノーという男の好色ぶりと、その妻の傲岸とも思える在り方も目を引く内容で、下世話なゴシップのような事件でもあると思った。2022/03/03

松本直哉

26
光輝ある伝統と威信、数々の特権とそれを私物化する人々、うかがい知れない秘密主義。ノーベル文学賞を選考するスウェーデンのアカデミーはIOCによく似ている。IOCの欺瞞性は広く知られるようになったが、ノーベル賞もまた、著者の告発をきっかけにその恥部をさらけ出し、委員の間に亀裂を生じて選考中止の事態に至った。男女平等の進んだイメージのあるスウェーデンでもこのようなセクハラがはびこっていたことに驚く。レイプ魔が有罪判決を受けてひとまず終結したが、構造的な男性支配が変らない限りこの賞は今後も茶番であり続けるのだろう2021/11/08

ochatomo

20
アメリカで始まった#MeToo運動が、スウェーデンの文化界における長年のセクハラ告訴へつなかる新聞記者による記録ノンフィクション 最終的に有罪判決が下されるがそれまでの経緯が苦しくて読んでは止まるの連続だった 2017年カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞に選出された記者会見の場でも質問に出されていたのに全く知らなかったし、2019年オルガ・トカルチュク氏が遡って2018年受賞者となっているので隠されているという印象はぬぐえない それだけこの本の価値は高いと思う 元本2019年 2021刊2022/04/03

19
ノーベル文学賞の選考機関を揺るがす、一本の記事。その告発には、スウェーデンの芸術家たちを魅了する地下サロン、"フォーラム"が関係していた▼とにかくスウェーデン・アカデミーのモラルは崩壊状態。フロステンソンのミステリアスな性格や、アルノーの「成り上がり」は興味をそそるけど、枝葉だ。つまり、善悪を真贋の判断と混ぜたらアウト。でも、後者が頭から離れない。文化や文学、またそれらを創る人の価値は、どう測ればフェアなのか?▼日本では、村上春樹さんが受賞するか論じるより、よほど重大な問題が知られずにいる…2021/10/18

15
【文化の世界は鋭敏なエゴに満ちており、パラノイアに最適な場所だ。(P.150)】多くの本読みにも衝撃(と違和感)を与えた、ある事件。それは、スウェーデンで黙認されてきた罪を暴く、記者と被害者たちの決意がきっかけだった。2023/10/14

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