出版社内容情報
第五福竜丸の被爆から60年。漁労長・見崎吉男の半生を柱に、新たな事実と福島原発事故につながる今日的意味に迫る書き下ろし決定版
内容説明
ブラボーとは「賞讃」の意味であり、一九五四年三月一日、第五福竜丸が被災したビキニ水爆実験のコード名でもある。ヒロシマ・ナガサキ、ビキニ、そしてフクシマ。日本はいまなお、放射能汚染にさらされ続けている。その意味することを日本(人)は深く自らに問う必要がある―水爆実験と遭遇した漁労長・見崎吉男の生涯と言葉を軸に“核に魅入られた”日本を検証し、その人類史的な意味を問う、渾身のノンフィクション。
目次
第1章 星と海の狭間で
第2章 知らされなかった核実験情報
第3章 海のサムライ
第4章 核実験との遭遇
第5章 スクープと混乱
第6章 怒りの爆発
第7章 消された船
第8章 浮上する第五福竜丸
第9章 ビキニとフクシマのあいだ
著者等紹介
高瀬毅[タカセツヨシ]
1955年長崎市生まれ。明治大学政治経済学部卒業後、ニッポン放送入社。記者、ディレクター。82年ラジオドキュメンタリー『通り魔の恐怖』で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金賞奨励賞。89年よりフリー。雑誌『AERA』の「現代の肖像」で16年にわたって人物ルポを発表する一方、ラジオ、テレビでコメンテーターやナビゲーターなども務めてきた。著書に『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
zikisuzuki
つっくん
kg
おおきなかぶ
-
- 和書
- 居酒屋の正論