出版社内容情報
魯迅の弟・周作人は群を抜いた読書家だった。古代から現代まで、中国、日本、西洋の書物を縦横無尽に読み抜いた記録を集成。全5巻。
周 作人[シュウ サクジン]
著・文・その他
中島 長文[ナカジマ オサフミ]
著・文・その他
内容説明
魯迅の弟・周作人は、群を抜いた読書家だった。古代から現代まで、中国、日本、ヨーロッパの選り抜きの書物を縦横に読み抜いた記録を集成。中国で最も重要な知日家の書斎を読む。
目次
わたしの雑学
読書論
禁書
書誌
科挙
歴史・地理
神話伝説・宗教
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gibbelin
1
外国語文学研究は、だいじなのよ、そうなのよ。2018/04/26
ひゆ⭐︎
0
図書館で読んだ。私自身の日本語能があまり良くないが、訳文に少し疑問があると思う。なぜなら、中国語に似てすぎる!相当の語彙は中国語から直接に表している。ちょっと違和感が... エッセイは面白いけど... 一番感動したところは、約100年前日本にきて留学した作者が好きな本屋、日本橋の丸善書店は、今日でもそのまま経営されている。時間と空間を越えて、私も作者の気持ちがわかってきた。2023/08/26
古本虫がさまよう
0
彼の著作の中から、「読書」に関するエッセイを収録。古本屋行脚の思い出も。 「本郷神田一帯の古本屋はまだ多い。一軒ごとに見てゆくと往々にして半日はつぶれる」「本屋の店員が帳場の向こうに虎のように蹲って炯炯と両眼を見開いて睨みつけ、お客を半分は泥棒のように半分を肥えた豚のように見ているのは、やはり恐ろしい。だからふだんは見るだけで、本当に好きな本に出会わぬ限りは値段を訊かないことに決めていた。しかしそういう事はそれほど多いわけではなかった」。 「蹲って」には、「ルビ(うづくま)」をふってほしい? 2018/03/27