東洋文庫<br> 世界最古の物語―バビロニア・ハッティ・カナアン

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東洋文庫
世界最古の物語―バビロニア・ハッティ・カナアン

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582808841
  • NDC分類 929.7
  • Cコード C0198

出版社内容情報

ギルガメシュ叙事詩ほか、四千年も前に近東で語られていた、粘土板上に残されたそれらの物語を復元・解説しわかりやすく語り直す。

Th.H.ガスター[ガスター]
著・文・その他

矢島 文夫[ヤジ マフミオ]
翻訳

内容説明

ギルガメシュ叙事詩ほか、旧約聖書やホメロスの叙事詩よりもはるか以前、四千年前に近東で語られていた物語。遺跡の粘土板上に残されたそれらを復元・解説し、わかりやすく語り直す。

目次

バビロニアの物語(ギルガメシュの冒険;神々の戦争;借りものの翼;逃した幸運;虫歯はどうして生じたか)
ハッティの物語(姿を消した神様;石の怪物;計略で捕えた竜;狩人のケッシ;“善”さんと“悪”さん)
カナアンの物語(天の弓;誓いを忘れた王様;バアルの物語)

著者等紹介

矢島文夫[ヤジマフミオ]
1928年生まれ。アラビア語学者、オリエント学者、翻訳家。京都産業大学教授、宮城学院女子大学教授を歴任。2006年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

25
東洋文庫二冊目♪う~ん、物語につられて読んだが少し残酷な神話が多いな。オリエント文学は初めて読んだ。漫画や世界史で学んだから読めると思ったけどちょっと端折ってしまった。もう少しあの時代の知識を取り入れてかでないとキツイ・・。あの時代の神々からすると人間はやはり似ているのかもしれないな。2018/01/12

roughfractus02

8
後に死海文書を英訳(1956)する著者が、その解読に沸く1950年代、メソポタミアの3地域(バビロニア、ハッティ[ヒッタイト]、カアナン[カナン])にある粘土板の楔形文字(シラブル/単子音)から読み解かれた13の物語を、不明な点を補足し概説して各物語を比較したのが本書である(原著1952)。神と人の脱自的交感の垂直時空、人同士の言語的伝達の水平時空を区別したM・エリアーデの序文から各物語に入ると、ギルガメッシュの英雄譚でもバアルの物語でも世界の外を伝えるメディア(霊媒→媒体)の変容の跡に触れる感じがする。2022/09/12

ドウ

6
タイトル通り、世界最古の文明であるメソポタミアで流布していた文学を翻訳し、一部断片から内容を推測の上補った本。簡単に言えば短編集で、有名なところではギルガメシュ叙事詩なんかも含まれている。ユダヤ人東洋学者が著したため、解説が旧約やギリシャ以西のヨーロッパ文明との関連を重視しているものの、全体的に①普遍的な民話の特徴と、②3つの一神教揺籃の地ならではの神の描き方が印象的。無教養な私でも、「これはクルアーンに影響を及ぼしてるな」と分かる箇所がいくつか。古代聖書学・一神教の宗教学を学ぶ人は目を通して損はない。2017/12/26

sai

2
バビロニアの物語とハッティの物語、カナアンの物語、いろんな話があって神様たちがいて。 偉大な神でも、他に古い神々や知恵のある神に助けを求めるし、少し虚言ぽいのとか根回しとか自分に有利になるように先回りしたりとかとても人臭い...(人間の方が神の模倣ってこともあると思うけど) 解説が合間合間にたくさん入ってて長いなぁとも思ったけど、伝承が伝わる地域での暗黙の了解とかそういう下地がわかるのもあって面白かった。2017/11/14

momen

0
題名の地域の物語を訳・解説した本。初出版が1950年代位の本の改訂新装版だが、構成も訳も読みやすく理解しやすい。解説には各物語の成立背景や用語解説のほか、似たような他地域・他時代の物語が比較として挙げられている。検証や資料が不十分なためか、物語同士の詳しい関連性・伝搬経路などまでは書かれておらず、とりあえず似た話を集めた感じのものではあるが、バビロニアなどの神話が各地の文化や宗教に寄与した形跡がうかがわれ面白い。 序文には石板解読の方法も簡単に載っており、言語解析の手法が具体的に知れて興味深かった。

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