東洋文庫
シーボルトの日本報告

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582807844
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0121

内容説明

オランダ領東インド植民地総督府にあてたシーボルトの報告書と関連文書。若く野心的な博物学者の素顔が浮かび上がる。出島商館長との軋轢や、「事件」への対処など、興味深い史料満載。

目次

一八二二年オランダ
一八二三年バタフィア
一八二三年長崎
一八二四年長崎
一八二五年長崎
一八二六年長崎
一八二七年長崎
一八二八‐二九年長崎

著者等紹介

栗原福也[クリハラフクヤ]
1926年、東京都生まれ。東京商科大学(現一橋大学)卒業、同大学研究科修了。東京女子大学名誉教授。専攻、西洋経済史、日蘭関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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氷菓子

3
シーボルトが勤めた長崎オランダ商館はジャカルタの東インド会社総督府の傘下にあり、総督府への予算要請や動植物などの収集の成果報告が多い。医者としての業務をこなし、ほぼ出島近辺しか行動できなかったにも関わらず、膨大なコレクションを収集した手腕に驚愕する。商館長と軋轢があり、おそらく口頭でもやりあったのだろうが、文書でも不毛なやりとりが残されていて、お互いの事が相当嫌いだったのだろう。優秀な部下を煙たく思う上司というのはいつの時代にも存在すると分かる。2021/09/29

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