- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > HJ文庫
内容説明
引っ込み思案でアガリ性の少女、椛には、生まれてこの方友達がいない。そんな椛は、学校の屋上にひとりたたずむ少女、柚木と出会う。勇気を出して柚木と友達になる椛。一緒に登校したり、一緒にお弁当を食べたり…そんな幸せな日々がずっと続くかと思いきや、柚木は突然別れを告げ姿を消してしまう。不器用でかわいい二人が織りなす友情の物語。
著者等紹介
愛洲かりみ[アイスカリミ]
2009年、第3回ノベルジャパン大賞で特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カシヤ
3
無駄のない文体で紡がれていく、友達ができるまで。中盤以降は良い意味で予想外でした。シンプルに行くのかと思いきや、そう来たかと。やり過ぎず、やらな過ぎず。バランスの良い作品だと思いました。頁数が抑えられているのも良いですね。余計な展開にそれることなく最後まで書き切ったからこそ、エピローグにはホロリとさせられました。2014/02/26
ひやま
3
生まれてこのかた友達がいなかった、引っ込み思案の女の子が友達を作る話。むず痒くなるくらい、直球で優しい物語。あと、嫌な人が出てこない。2010/07/08
紅狐
3
もうHJはこういうの特化してよ。エロとか要らないから!2009/10/17
funa1g
2
友達作りという単純なことをやさしい筆致で描いたシンプルな話。誠実でよい。章題がネタバレになっているんだが、それはどうなのか。上遠野浩平の影響を感じて読み進めたら、まさにそんな感じのあとがきが出てきた上、言及までしはじめて度肝抜かれた。2010/10/05
deltazulu
2
友達の作り方がわからないまま、早十六年がたった少女が、屋上で出会った柚木と友だちの作り方を実践していくお話し。これは素敵。平凡かも知れないけれど、人との出会いって、大きな変化をもたらすことがあるんですよね。ちょっとずつ実践して友達を作っていき、その友達と共に、別の友だちを助けていく展開がとても良かった。こういうお話し大好き。2009/10/25
-
- 和書
- 線形計画法 〈上〉