内容説明
人気の樹木図鑑作家が初めて書いた、植物と自然界にまつわるエッセイ集。木のことが全然わからなかった大学生の頃に始まり、樹木図鑑を作るようになった経緯、そしてそこから見えた自然について、あますことなく書き下ろした一冊です。森を歩き、葉っぱを集めてスキャンしたことで養われた観察眼、また、動物との出会いを通して身につけたことなど、生き生きと綴られています。たとえば、なぜ葉っぱにはギザギザがあるものとないものが存在しているのでしょうか? また、花の色はなぜいろいろな種類があるのでしょうか? シカが食べたヒイラギの葉はどんな様子になっているのでしょうか? こういうことはすべて、植物の「生きる戦略」に関わっているのです。そして自然界には、人にはわかりにくい事象が満ちています。植物たちの生き方について、さらには虫や動物も含めた生態系についてまで、本書では謎を解いていきます。性格がわかる(かもしれない)「葉の心理テスト」と「花の心理テスト」も掲載!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
目次
はじめに
第一章 樹木図鑑を作るわけ
葉っぱスキャンの発見/僕の樹木独学スタイル/就職活動/樹木鑑定サイトの開設/樹木図鑑を作る
☆葉の心理テスト
第二章 葉の形の意味を考える
ギザギザのある葉とない葉/羽状複葉のメリット/対生と互生/不分裂葉の形/大きな葉と小さな葉/葉の蜜腺
☆花の心理テスト
第三章 植物と動物の絶妙な関係
沖縄の木にぶら下がる“危”ない板/クマのいる森/シカの多すぎる森/鍵を握るオオカミ
第四章 人間は自然の中か外か
植物は人間を意識しているか/自然は保護するものか/天敵のいない島
あとがき/僕が育った庭
感想・レビュー
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mae.dat
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kirinsantoasobo
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