内容説明
イエズス会創立の士で、日本を訪れた初のヨーロッパ知識人でもあるザビエルの遺した書簡は、16世紀半ばのアジアの生々しい姿を映し出す。食人の風習など東南アジアで衝撃的な現実に直面しながらも旅を続けるザビエルは、アンジロウと名乗るひとりの日本人と出会う。
目次
第3章 モルッカ諸島へ。日本を望んで(ヨーロッパのイエズス会員あて;イエズス会の伝道士たちへの訓話;インドのイエズス会員あて;ポルトガル国王ジョアン三世あて;使徒信経の説明書;ローマのイグナチオ神父あて;ポルトガル国王ジョアン三世あて;祈りの方法と霊魂を救う方法;不信者の回心を求むる祈り;ローマのイグナチオ神父あて;ポルトガルのロドリゲス神父あて ほか)