内容説明
彰義隊は上野の戦いで大敗したが、生き残った隊士たちは再起を画した。江戸城西ノ丸に蟠踞する大総督府を急襲、火を放ち一矢を報いて後、会津に脱出しようというのだ。しかし、東征軍の追求は厳しく、佐々木只三郎の弟源四郎が斬殺されたのを機に鮎川兵馬も江戸から姿を消した。主だったものを次々と失った彰義隊士たちは、品川沖の榎本艦隊に逃れていくのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うらなり
12
仙台藩の苦衷。そういえば白虎隊の墓地に仙台の教育者が建てた慰霊碑があって、戊辰戦争で会津に味方できなかったので、毎年修学旅行は生徒を連れて会津に来る旨の碑文があった。 2020/09/19
東森久利斗
3
窮鼠猫を噛む。散り菊の儚き美しさ、敗残兵、賊軍の悲哀。戦略なし、戦力なし、人材なし、資金なし、ないないづくし、精神論だけの無益な抵抗。レジスタンスなゲリラ的局地戦。タオルを投げたくなる。敗者の生きざま、近代日本が如何なる犠牲のうえに成立し、負債として現代に受け継がれているか。膨大な手記、文献、史書を通してその実相に迫る。2024/01/14
連雀
2
上野戦争が彰義隊の敗北で終わり、敗残兵たちの逃亡が描かれる所は読んでいて辛かったです。しかし、今までで一番小説らしく読めた部分でもあります。舞台を会津、そして仙台に移してからは、駆け引き駆け引きでフラストレーションが。特にいよいよ世良修蔵が登場してからは、すっかり会津贔屓になってるこちらとしては実に辛い。2017/12/29
しんのすけ
1
ただただ悲しくなるばかり。日本人同士で血を流して戦って。やっぱり人間のエゴがあったのかと。 しなくても良かったはずの戦いに進まざるを得なかったことが悔やまれる。2026/02/05
tenma
0
副題は無視することに。彰義隊の話は前巻で語られており、この巻では、彰義隊の江戸脱出の話と、仙台、会津、米沢、庄内を中心にした列藩同盟の話がメイン。話そのものも途中から2か月ほど遡っており、時系列が入れ替っている。▼西郷頼母の話がどこかでメインになるのだろうが、さてどう描かれるのか。中野竹子もちょっと話に出てきたが、今後どうなるか。▼1868年4月頃、当時のアメリカ公使が本国に「現在、北方政権のほうが優勢である。」という報告したらしい。どういう状況を指しているのだろう。2013/09/17
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