感想・レビュー
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壱萬参仟縁
17
岩村透(1870-1917)。ジョン・ラスキンに傾倒、イギリス美術を日本に紹介(解説)。美術の生活とは、朝から晩まで美術三昧で一生を暮らせるという社会に生活している有様(4頁~)。威張りたいから、人のいう事は聞きたくない、それでは共同という精神から湧いて来る快楽は味わえない(6、8頁)。そういう人は電話してもこちらの話を全く聞かず、向こうの主張を畳みかけてくるのみ。巴里の地で、不充分な学資でコツコツ勉強して居る美術学生。2014/09/08
Yosuke Saito
1
19世紀後半のパリに留学した岩村透の作品。どこまでが事実かはわからないが、当時の美術学生の様子やパリ風俗を教えてくれる。2011/12/10