出版社内容情報
第一次世界大戦期にあたる1910年代から、五月革命が勃発する1960年代後半まで、
多くの日本人が花の都パリを訪れた。
彼らの目に、激動の時代のパリはどう映ったのか。
最先端の美術に触れ、新たな画風を模索した蕗谷虹児、職を辞して、異国の街で思索を紡いだ森有正……。
小説家や画家、哲学者など、多彩な人々によるパリを描いた31編のエッセイ・小説・詩を一冊に編む。
【目次】
第1章 憧憬の都市と、第一次世界大戦の空襲・長距離砲
第一次世界大戦以前のパリと日本人<
【目次】
第1章 憧憬の都市と、第一次世界大戦の空襲・長距離砲
第一次世界大戦以前のパリと日本人
巴里の旅窓より 与謝野晶子
雨にうたるるカテドラル 高村光太郎
ルノワル先生 梅原龍三郎
戦争の空気に包まれたる巴里(抄) 島崎藤村
リュウ・ドュ・テアトルの頃 長谷川昇
爆弾下の巴里──千九百十八年三月── 吉江喬松
巴里の此頃 森田恒友
第2章 ツーリズムの時代、リベリテ・エガリテという幻想
一九二〇年代~三〇年代前半のパリと日本人<
内容説明
第一次世界大戦期にあたる一九一〇年代から、五月革命が勃発する一九六〇年代後半まで、多くの日本人が花の都パリを訪れた。彼らの目に、激動の時代のパリはどう映ったのか。最先端の美術に触れ、新たな画風を模索した蕗谷虹児、職を辞して、異国の街で思索を紡いだ森有正…。小説家や画家、哲学者など、多彩な人々によるパリを描いた三一編のエッセイ・小説・詩を一冊に編む。
目次
第1章 憧憬の都市と、第一次世界大戦の空襲・長距離砲(第一次世界大戦以前のパリと日本人;巴里の旅窓より(与謝野晶子) ほか)
第2章 ツーリズムの時代、リベリテ・エガリテという幻想(一九二〇年代~三〇年代前半のパリと日本人;パリー(岡本一平) ほか)
第3章 ファシズムの跫音、占領下のパリ(ファシズムの時代のパリと日本人;革命祭(野上弥生子) ほか)
第4章 哲学思想・ソルボンヌ・五月革命(一九四五年の敗戦~一九六〇年代末のパリと日本人;渡仏前後 ほか)
編者エッセイ パリの視覚装置と、オルセー美術館(和田博文)
著者等紹介
和田博文[ワダヒロフミ]
1954年横浜市生まれ。東洋大学名誉教授。東京女子大学で副学長、比較文化研究所長、丸山眞男記念比較思想研究センター長を歴任。専門は文化史・比較文化・日本近現代文学。ロンドン大学SOAS、パリ第七大学、復旦大学大学院などで客員研究員や客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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