出版社内容情報
明白な史実であるのに否定派の存在によって論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは? 親本刊行後の10年を増補した全史。明白な史実であるにもかかわらず、否定派の存在によっていまだ論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは? 親本(平凡社新書)刊行後の10年分を増補した全史。
笠原 十九司[カサハラ トクシ]
著・文・その他
内容説明
一九三七年一二月一三日の南京事件は明々白々な史実であるにもかかわらず、日本では否定派の存在によって、不毛で熾烈な論争が繰り返されてきた。その経緯を丹念にたどることで、否定派の論拠の問題点とトリックを衝き、論争を生む日本人の歴史認識を鋭く問う。元本刊行からの一〇年分を大幅増補した決定版。
目次
第1章 「論争」前史
第2章 東京裁判―「論争」の原点
第3章 一九七〇年代―「論争」の発端
第4章 一九八〇年代―「論争」の本格化
第5章 一九九〇年代前半―「論争」の結着
第6章 一九九〇年代後半―「論争」の変質
第7章 二〇〇七年―「論争」の構図の転換
第8章 二〇一〇年代前半―「論争」の政治化
第9章 二〇一〇年代後半―「論争」の終焉へ
おわりに―日本の首相が南京を訪れることを望む
著者等紹介
笠原十九司[カサハラトクシ]
1944年群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)。都留文科大学名誉教授。専門は中国近現代史、東アジア近現代史。著書多数。歌人、俳人としての著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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