出版社内容情報
小島烏水は近代日本登山のパイオニアであり、同時に紀行文学にも大きく寄与した。忘れられた大人物像に光をあて、小島烏水復興に大きな力となった傑作評伝。大佛次郎賞受賞作。全2巻
内容説明
小島烏水は近代日本登山のパイオニアであり、同時に明治・大正の文学界においても、雑誌「文庫」を基盤として紀行文学に大きく寄与した。本書はこの明治の巨星にあらたな光をあて、詳細に検証し、小島烏水復興に大きな原動力となった傑作評伝である。大佛次郎賞受賞作。
目次
横浜山王山
慚恚血を溺せり
滝沢秋暁との出会い
紀行文家としての出発
やれだいこ
本州横断の山旅
飛騨山水談
槍ヶ岳への道
「鎗ヶ岳探険記」
山を讃する文
富士山
「甲斐の白峰」をめぐって
著者等紹介
近藤信行[コンドウノブユキ]
1931年、東京都生まれ。早稲田大学大学院仏文科修士課程修了。文芸評論家、山梨県立文学館館長。『小島烏水―山の風流使者伝』で、大佛次郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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