目次
巻9(循吏の鑑;張桓侯の徳;貧賎の強み;人間鼠;鏡の中の女 ほか)
巻10(路銀の工面;竜と蛆;秘法盗み;仏罰;嚢詰め ほか)
著者等紹介
蒲松齢[ホショウレイ]
1640‐1715。清代初期の文人。山東省に生まれる。父親から読書人としての教育を受け、19歳で県試に合格するも、科挙の郷試にはついに合格せず、71歳で貢生になるまで、家塾の教師を務める。読書と著述にうちこみ、『聊斎志異』のほかに戯曲、俗曲、詩集など多くの文学作品を残す
増田渉[マスダワタル]
1903年、島根県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。77年没
松枝茂夫[マツエダシゲオ]
1905年、佐賀県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。95年没
常石茂[ツネイシシゲル]
1915年、大阪府生まれ。本名、柳沢三郎。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。82年没
稲田孝[イナダタカシ]
1915年、東京都生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカツキ
12
「339張桓侯の徳」で張飛が冥土の役所を見回っていると読んで、逆に不安になる。張飛はバカじゃないけど短慮なイメージがあってなぁ。果たして次巻で終わりだけど桃園三兄弟の長兄・劉備は登場するのかしないのか。いくつか面白い話はあったけれど、「411良人に愛させる法」は茶目っ気があって面白いし好き。夫とのなれそめや夫の良いところが書かれていないので、こんな男のどこがいいんだと思ってしまうが。2022/10/10
げんげんみうみう
1
壮大なホラ話や痛快無比な勧善懲悪モノが減ってこじんまりとした、説教臭い話が多くなった気がする。何よりそこらの人間よりよっぽど聡明で情に厚く義理堅い狐一族の話が少ないのが残念。最終巻に期待します。2025/04/30
ハイパー毛玉クリエイター⊿
0
時折出てくる「ボーイ」「マニア」等の訳語に違和感。世界観を壊さない単語を使って訳出してほしいところだけど。2013/12/26