内容説明
本書では、経済の問題だけではなく、戦争と平和、安全保障、日本国憲法、環境危機、民主主義などが、多岐にわたって論じられている。だとするとなぜ、『経済成長がなければ…』なのか?それは、経済発展を目指すことこそが現実的であり、それ以外は理想論にすぎないという考え方にこそ、本書で扱った多くの問題の核心があるからである。
目次
第1章 タイタニック現実主義
第2章 「非常識」な憲法?
第3章 自然が残っていれば、まだ発展できる?
第4章 ゼロ成長を歓迎する
第5章 無力感を感じるなら、民主主義ではない
第6章 変えるものとしての現実
著者等紹介
ラミス,C.ダグラス[ラミス,C.ダグラス][Lummis,C.Douglas]
1936年、サンフランシスコ生まれ。政治学者。カリフォルニア大学バークレー本校卒業。60年に海兵隊員として沖縄に駐留。61年に除隊。80年津田塾大学教授。2000年3月、同大学を退職。現在は沖縄を拠点とし、執筆や講演などを中心に活躍
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