平凡社ライブラリー<br> 国境を越えるユートピア―国民国家のエルゴロジー

平凡社ライブラリー
国境を越えるユートピア―国民国家のエルゴロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582764444
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0331

内容説明

リヒアルト・ゾルゲやアイノ・クーシネン、国崎定洞や須藤政尾が越えようとした「国家」とは、何であったか。国民国家の意味を、どのように考えるか。国民国家を歴史的・理論的に認識するには、どのような方法が必要か―。21世紀に生きるための問いを、根源的に考察する。

目次

本書は何を問題にするのか
1 封印を解かれた越境者の記録(「国民国家の時代」のユートピア;一九三七年の女たちの夢;モスクワにあこがれた男たちの夢;国籍を喪失した日本人越境者の悪夢)
2 国境を越えた市民とNGO(「国家」に呪縛された「社会」主義;「国民国家」とは何であったか?;地球市民とNGO)

著者等紹介

加藤哲郎[カトウテツロウ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。1947年生まれ。政治学・国家論・比較政治専攻。国崎定洞とベルリン日本人左翼グループの探求に端を発して、スターリン主義と日本人粛清や在外日本人国際ネットワークの旺盛な研究を展開。97年以降インターネット上で、「ネチズン・カレッジ」を主宰している
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