内容説明
アーブル美術館は館長・藤原晶子と彼女の子ども2人からなるユニット。母の指導の下、2人の子どもがフェルメールやダヴィンチ、ウォーホルからエリザベス・ペイトンといった古今東西の名画の模写をするというのが3人の主な活動。2015年には渋谷パルコミュージアムで個展「大々贋作展」を開催する。話題の親子3人組による古今東西の名画を模倣する冒険。世界で最もキュートでドキドキする贋作作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
102
妙に惹きつけられるインパクトある表紙。館長はルーブル美術館が好きな母親で、二人の小学生の子供たちが数々の有名絵画を模写。直感と感性で描かれた侮るなかれの大贋作展。2020/10/29
めしいらず
59
世界の名立たる名画群を、絵心の豊かな子どもが模写するとこうなるのですね。一目見て元になった絵が分かるし、そこにある違いにこそ技術に依らぬ子どもらしい感性を見るようで、思わず笑みがこぼれてしまいます。いやはや、実に見事な画集でした。個人的にはムンク「叫び」はかなり迫っているかと。。2016/06/13
かおりんご
50
ある意味画集。贋作と銘打っているのに、なんのなんの。特徴をバッチリつかんでいます。とにかくすごい!2016/03/20
ごへいもち
25
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は楽しかったけど、だんだん、なんだかなぁ~という気になって来てしまったのはなぜだろう…。母親が子供達を操っているように感じるからかも2016/06/20
りー
24
うーーん?企画としては面白かったです。これだけ技能が無い子どもが描いても「あ、あの絵ね」と全部分かっちゃうのが不思議。知っているから分かるのか、名画のエッセンスがそれだけ強烈なのか?これを描いたお子さんは、色々なことに気づいたと思うのですよね。鑑賞という意味では描いてみるのが一番。2020/11/23