平凡社ライブラリー<br> 太平洋戦争下の学校生活

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平凡社ライブラリー
太平洋戦争下の学校生活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 541p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582763546
  • NDC分類 916
  • Cコード C0321

内容説明

空襲を避けて「御真影」の疎開をするまでに徹底されていった軍国・天皇制教育。戦時中に最も多感な少女期を送った著者が、当時の日記や教科書、国民の歌、さらに新聞記事や勅書に及ぶ豊富な資料とともに、戦時下の学校生活をつぶさに振り返る。祝賀気分の提灯行列から一億玉砕、そして敗戦にいたる十年あまりの詳細な日常の記録。

目次

過去をひきずりつつ
幸せの翳
華々しい戦果
戦時意識教育
昭和十六年
戦時世相
玉砕
不安な日々
それでも戦う
帝都の空襲
空襲下の学校生活
戦争終結の動き
戦争は終わった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

2
昭和一桁生まれの著者が、自身の記憶、大実業家の伯父が遺した資料、そして同級生達へのアンケートで集めた証言などから、戦前の少女の暮らしぶりの一端を詳細に分析した労作。戦前は母子家庭(父を結核で亡くす)ながらものんびりした暮らしぶりだったが、戦争勃発と共に学校生活も家庭もどんどん厳しくなる。しかし、子供達はなんとなく、それに順応していった。「過酷な事も日常化すると気にならない」と。戦時中の新聞記事もよく引用されているが、意外にも敵国の新聞記事を結構引用していた(勿論、「笑止千万」などの論評付で)。2014/10/01

kayoshi

0
★★★★・ 2004/07/16

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