平凡社ライブラリー<br> キリスト教史〈5〉信仰分裂の時代

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キリスト教史〈5〉信仰分裂の時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 629p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582761832
  • NDC分類 192
  • Cコード C0314

内容説明

宗教改革と対抗宗教改革―教会は未曾有の危機と革新の局面を迎える。この時代にはまたキリスト教と日本が出会った。オスマン帝国下での正教会の動向と併せて、17世紀初頭までの激動の歴史が描かれる。

目次

第1章 スペインと世界教会への歩み
第2章 宗教改革前夜の危機
第3章 ルターの個人的活動としての、またヨーロッパの運命としての宗教改革
第4章 回答と防御―新しい諸勢力とトリエント公会議
第5章 トリエント公会議の精神の実現―教会の内部的刷新と積極的防衛(反宗教改革)
第6章 十六世紀末のキリスト教とその人間像
第7章 オスマン帝国内の正教会
第8章 日本とキリスト教との出会い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paumi

3
4巻から続いて大ボリュームで広範囲に渡る内容。大雑把にまとめると、教会は免罪符を売ったり、聖職者の質が低かったりで腐敗していた。そこでマルティン・ルターが宗教改革を起こし、広まる。それに危機感を持ったカトリック教会がトリエント公会議を開いてなんとか回復していく。カトリック教会の回復にはイエズス会とカプチン会が重要な役割を負っていた。そしてキリスト教の日本宣教についても言及されている。日本ではフランシスコ・ザビエルが印象的だが、本当は日本の文化に合わせた柔軟な宣教をしたヴァリニャーノが重要だと私は思う。2019/04/24

onisjim

0
宗教改革、および対抗宗教改革についてカトリックの立場から描くというそれだけで価値がある一冊。また東方教会への目配りもあってよい。いっぽう日本への宣教については原著によらず日本人研究者の論文に差し替えているのが残念。むしろ西欧視点での論を読みたかった。2014/02/21

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