出版社内容情報
演劇シーンの最前線を走る著者による、1930年代の日本の架空の港町を舞台にしたロマンティック・コメディ。待望の再演にあわせ、豊富な舞台写真と、全篇書き下ろしの解説を収録し戯曲を刊行します。東京ほか5都市にて上演(妻夫木聡、緒川たまき他出演)
内容説明
舞台は1930年代、東京から1年も2年も遅れて映画が上映される、梟島の小さな映画館。映画が生き甲斐のハルコがいつものように映画を観ていると、ある日銀幕の向こうから寅蔵が話しかけてきて―ウディ・アレンの映画『カイロの紫のバラ』を換骨奪胎しつつ、物語の構造をさらに複雑に深化させたファンタジックでビターな傑作コメディ。豊富な舞台写真と、戯曲全篇にわたって著者が書き下ろした解説&コメンタリーも収録。第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞、第68回読売文学賞戯曲・シナリオ賞(上演台本)、第51回紀伊國屋演劇賞個人賞(台本・演出に対して)受賞!!
著者等紹介
ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ケラリーノサンドロヴィッチ]
劇作家、演出家、映画監督、音楽家。1963年1月3日生まれ。82年、ニューウェイヴバンド「有頂天」を結成。また自主レーベルであるナゴムレコードを立ち上げ、数多くのバンドのアルバムをプロデュースする。85年、劇団健康を旗揚げ、演劇活動を開始。92年解散、93年にナイロン100℃を始動。99年、『フローズン・ビーチ』で第43回岸田國士戯曲賞を受賞し、現在同賞の選考委員を務める。2018年秋の紫綬褒章受章を始め、第66回芸術選奨文部科学大臣賞、第24回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第26回読売演劇大賞最優秀作品賞(ナイロン100℃『百年の秘密』)など受賞多数。音楽活動では、有頂天(2014年再結成)、鈴木慶一とのユニットNo Lie‐Sense、ケラ&ザ・シンセサイザーズ、ソロとしても活発に展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
みつひろう
やまねっと
あくび虫
法水