平凡社ライブラリー<br> 音楽の根源にあるもの

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平凡社ライブラリー
音楽の根源にあるもの

  • 小泉 文夫【著】
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  • 平凡社(1994/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582760576
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0373

内容説明

世界にひびく諸民族の音―日本のわらべうた、民謡から、北アメリカ、アジア各地の歌謡・民族音楽まで、鋭い分析と魅力的な語り口で音楽と人間のかかわりを根源から見つめなおす。

目次

 風土とリズム(東洋の音;諸芸のリズム;日本のリズム;三分割リズムと生活基盤)
2 民俗と歌(歌謡のおこり;わらべうたはどのようにして育ってきたか;日本音楽における民族性;日本語の音楽性)
3 二つの講演(自然民族における音楽の発展;音楽の中の文化)
4 三つの対話(音感覚と文化の構造―角田忠信氏と;大いなる即興の精神―岩田宏氏と;音楽・言葉・共同体―谷川俊太郎氏と)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

27
私たちが音楽的と考えていることが、実は不幸の始まりかもしれない。鹿を逐うエスキモーの歌がリズム感に乏しくバラバラなのに、鯨を捕るエスキモーの歌がリズムがよく声が揃うのは、共同作業なしには成り立たない捕鯨で生きるために、声を合せて歌う必要があったから。鹿を逐うのは一人でもできるから他人と和する必要もない。濁った音や不協和音を排した規律と命令のもとで初めて美しい音楽が生まれるが、それと引き換えに人は自由を失う。新元号の英訳が beautiful harmony だというが、命令のもとで初めて調和がある。2019/04/23

俊介

15
故・小泉文夫氏が1960年代〜70年代に行った著述、講演などを集めたもの。世界各地のあらゆる音楽に触れてきた氏が、音楽について様々な角度から論ずる。リズムと言語の関係、各民族固有の音階など、主には音楽の国民性、民族性にスポットを当てる。例えば日本の伝統音楽にははっきりしたアクセントや等拍のリズムが少ないのだが、日本語との関連で見ると興味深い。それに、細かく見ていくと、西洋音楽理論では捉えきれない微妙なリズムが存在したりもするようだ。これらの考察を通して、音楽が生まれ出ずる瞬間を垣間見れたような気がした。2021/10/27

しゅん

11
優れた音楽が人類の不幸の証左なのではないかという問題提起は鋭い。どこかの過去に音楽の「幸福なふるさと」があるという考え方には反発したい。韓国の民謡はほとんど三のリズムでできていると書かれていて、聴いてみたらほんとに三ばかりで驚いてる。全然知らなかった。2019/04/28

miloumogu

8
次の一節に心臓を射抜かれたようなショックを受けました。 "そういうふうに考えてみると、私たちが音楽的だと考えていることが、本当は人間の不幸の始まりかもしれない"。 リズムを習得すること="共同社会"を営むことは、私有を巡る争いの始まりでもあるから、"音楽的"=リズム感が良い,リズムを合わせる ということが果たして人間にとって最も望ましい音楽の形態と本当に言えるのだろうか? というアイロニカルな問いかけに感じ、身震いさせられる思いがしました。2009/10/01

Hiroki Nishizumi

3
文中にもあるが、やはり音楽は読むものではなく聴くものかな2020/09/16

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