中世思想原典集成 〈9〉 サン=ヴィクトル学派

  • ポイントキャンペーン

中世思想原典集成 〈9〉 サン=ヴィクトル学派

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 727p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582734195
  • NDC分類 132
  • Cコード C3310

内容説明

12世紀パリのサン=ヴィクトル修道院に集った人々は、独自の歴史観に拠りつつ包括的な学問論、敬虔な観想論、精緻な聖書解釈などを展開し、修道院文化の成熟に大きく寄与した。フーゴーからゴドフロワまでの主著9篇を収録。

目次

ディダスカリコン(学習論)―読解の研究について
魂の手付け金についての独語録
セクエンティア集
神の一性と被造物の多数性について
大ベニヤミン―観想の恩寵について
三位一体論
力強い愛の四つの段階について
七書註解
哲学の泉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

6
キリスト教とプラトニズムの出会いは神秘主義を生み、キリスト教哲学も13世紀までその傾向を維持したとされる。一方、シャルトル派のような合理主義的傾向は、当時の神秘主義を代表するサン=ヴィクトル学派にも見られる。充実した図書館を擁するサン=ヴィクトル聖堂にフーゴーが加わると、この修道院は学術研究の拠点となり、神学とスコラ学の橋渡しをする多様な学の研究を推進する。本書は、神学と同時に理性の哲学を探求し、歴史的かつ字義的意味をも強調するサン=ヴィクトルのフーゴーの『ディダスカリコン(学習論)』等、9編を収録する。2019/05/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1613721
  • ご注意事項