出版社内容情報
現代の「カリスマ運動」の原点ともされるモンタノス派聖霊に憑かれた預言者の異言を尊び、その源流をたどりながら、「諸神融合」により変質していく教会の姿を描きだす。
内容説明
聖霊に憑かれた預言者が、小アジアに「新エルサレム」が降臨すると予告した。「新しき預言」派は、帝国と合体していく教会へのアンチテーゼなのか。幻の聖都は焼き払われても、ペンテコステの奇跡は現代を震撼させる。
目次
プロローグ―なぜモンタノス派は異端なのか
1 Zu Asche,zu Staub―灰へ、塵へ
2 dem Licht geraubt―光を奪われて
3 doch noch nicht jetzt―なれど未だ来たらず
4 Wunder warten bis zuletzt―最後まで奇跡が待つ
エピローグ―岸辺なき流れ
著者等紹介
阿部重夫[アベシゲオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。日本経済新聞社で社会部、整理部、金融部、論説委員会、証券部を経てロンドン駐在編集委員。92年と94年に日本新聞協会賞受賞。98年帰国後に退社し、英国ケンブリッジ大学客員研究員。99年に情報誌『選択』編集長兼副社長、2006年に月刊誌『FACTA』を創刊し、発行人兼編集長として電通利権の追及やオリンパス、東芝や日本大学の不正事件などを調査報道した。19年8月末に退社し、現在はストイカ・オンライン編集代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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