出版社内容情報
2015年、生誕120年を迎えその魅力は文様にある。「山」「水」「花」などモチーフ別に、芹沢調デザインをじっくり味わう一冊。
内容説明
染めの美、デザインのちから。染色家・芹沢〓(けい)介はじめての文様集。
目次
文様の星をまいた人
山の譜
水の譜
村の譜
花・草木の譜
野菜の譜
芹沢さんの野菜畑―『小間絵集二』(1966年)から
人物の譜
道具の譜
動物の譜
芹沢さんんお動物園―型染カレンダーから
沖縄風物の譜
蒐集の譜
文字の譜
抽象の譜
祈りの譜
文様に生きる―芹沢〓(けい)介作品の魅力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
16
着物の縫い紋のデザインを探して。どれも愛らしく、ユーモアに溢れて、染めた人の手指を想起させる。2022/07/01
とも
10
存じ上げなかったのだけど人間国宝の染色工芸家、芹沢氏の作品が紹介されてます。 ひとつの絵柄?モチーフ?に色がたくさん使われててとてもカラフルなのだけど調和していて、見てると楽しくなってきます。 「沖縄風物の譜」を読んで納得。琉球紅型に似た雰囲気だと感じました。 作品メインだったのでどうやって染色しているかとか作業風景とかがもっとあったら嬉しかったです。2019/08/04
まさこ
8
型染めには、手仕事の根源的なものから発する美しさがある(1957)。初めての土地の美しい風物に接し、大に模様心を掻き立てられ(1955)。道具たちにも皆何か生きていて、美しい文様を感じる(1961)。富士と雲文のれん、東北窯めぐり六曲屏風、田園風景帯地1933、御滝図のれん1962、知恩院荘厳布柱巻下染1974、苗代川春景1943、出雲二曲屏風1954、片身替り梅竹文のれん1953、竹文夜具地1970、窯出し文のれん1970、窯場の人二曲屏風1943、縄のれん文のれん1955、伊曾保物語1932、西鎌倉!2022/02/26
tama
5
図書館本 新刊案内に出てたので。滝とか富士山とかこの頃の人って本歌取りが多いのですがそんな気配がないですね。広重とも北斎とも違う。私が好きなのは縄のれんと,貝と、滝と・・・。壺作ってる職人の顔が好い!そういえば我が家で使ってた座布団カバーは芹沢銈介だった。どうしてあったんだろう?ところでこの本、文様の一部拡大ばかりなので着物や屏風の全体でどうなのかがわからない。一考を要するかと。芹沢美術館の売店は通販やってるhttp://ec.seribi-shop.jp/2014/12/08
ももも
4
村の色使いが好きだった。ポスターとかあったら部屋に貼りたい。2014/10/12