出版社内容情報
「知っているつもり」を未知化(Ex-frmation)してみたら? 原ゼミ、今度のテーマは「空気」! 原研哉のデザイン教育の現場をダイレクトに伝える、学生たちの知的冒険の記録。
内容説明
「空気」を未知化してみれば―。世界のとらえ方を更新するために、イマジネーションの力を鍛えること。原研哉と16人の学生たちによる、思考と感受性のレッスン集。
目次
たゆたう
膨らみを着る
孔
空気の額縁
もしも空気がオレンジの粒なら
窓―空気を覗く
imaginable
苔の境遇
Depth―影による奥行きの表現
はためく
body
羽と回転
airy―空気を織る
著者等紹介
原研哉[ハラケンヤ]
1958年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表・武蔵野美術大学教授。デザインの領域を広くとらえて多方面にわたるコミュニケーションプロジェクトに携わる。書籍デザインの分野では、講談社出版文化賞、原弘賞、亀倉雄策賞、日本文化デザイン賞ほか、内外で数多くの賞を受賞。著書に『デザインのデザイン』(岩波書店/サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tktcell
6
空気。それは、ありふれているもの。それは、なくてはならないもの。必要不可欠で、それでいて、その存在を感じさせない。空気のような存在。いいなぁと思う。注目を集めるというわけではないのだけれど、必要とされている。空気を捉える視点はひとそれぞれで、どれも個性的。お気に入りは、表紙にもなっている大貫茜さんの”膨らみを着る”。空気を着るという発想。そして、女性の妊娠を思わせるその形に、“空気=生命の源”という印象をすごく感じさせられる。2015/03/16
izw
0
青山ブックセンターのイベント案内に、「『Ex-formation 空気』(平凡社)刊行記念 原研哉公開ゼミナール「空気」をエクス・フォーメーション(未知化)せよ!」http://www.aoyamabc.jp/event/ex-formation-air/ というのを見つけ、Ex-formationって何? と興味を持った。 原研哉ゼミ一年の成果を、原先生による作品講評、学生による制作意図。作品がセットなって学生の作品・研究成果が紹介されている。「空気」が8作め、遡って読んでみたいシリーズである。2013/06/29
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